京都駅発の新幹線、出発ギリでヤバいけど、思い出に残るものを食べたいときは『スパイシー・マサラ』だ【京都市】

スパイシーマサラ グルメ

 京都駅から新幹線に乗る時、出発ギリギリでヤバい!でも乗る前にガッツリ腹ごしらえしたい!あるよね。とりわけ京都への出張の帰りに、よくこんなシチュエーションになる。そんな時は、新幹線改札の内と外からアクセスできる『スパイシーマサラ』にお世話になる。カレーの味にはうるさい関西人も認める、出張族のサラリーマンに人気の店だ。

 なんといっても京都駅の新幹線に乗る改札口のすぐ横にお店があって、ご飯を食べたくて焦っているときにとても助かる。改札に入ってからでも、改札に入らなくても駅内の通路から入ることができる。改札の外から入る方の入り口は、階段の横穴的スポットにあって隠れ家感があって良い。

スパイシーマサラ
改札の外にあるほうの入り口

 「わざわざ京都駅に来て、最後に食べるのがカレー? もっと京都らしいもの食べろよ。」と思う人もいるかもしれない。しかし、このスパイシーマサラでは、他のカレー店では食べられないレアなカレーが食べられることが魅力の一つ。それは、平成12年に廃止された新幹線食堂車のカレーライスを、当時の味で再現したものが食べられること。今でも食堂車のカレーが食べられるお店は、全国でもこの店だけだ。

スパイシーマサラ

 カレーのメニューは「新幹線懐かしの食堂車プレミアムビーフカレー」の他にも、様々なカレーが揃えられている。がっつり厚切りとんかつカレーを食べるのもよし、まろやかなとろっとたまごとほうれん草カレーを食べるのもよしだ。

スパイシーマサラ

 カレーなので、注文後すぐに来るのもありがたい。新幹線の出発が迫っているのに、わざわざ京都拉麺小路に行って行列に並んでる場合でも、改札内の松葉で美味しいニシンそばが茹で上がるのを待っている場合でもないのだから。よっぽど忙しい時間帯でなければ、注文して1分以内にはカレーが提供される。

 これが新幹線の食堂車のカレー。食堂車が現役のころの当世風っぽい、少しレトロな雰囲気がありつつも、ソースボートに入れられたルーが高級感を醸し出すオシャレなカレーだ。

スパイシーマサラ

 ルーは辛さだけではなく、コクと味の柱を感じる旨さ。お肉感もあり、とっても満足。食べ慣れた味の上級ランクという感じ。白米が一瞬でなくなるよ。

スパイシーマサラ

 私はまろやかな味のカレーが好きなので、よく卵をトッピングする。

スパイシーマサラ

 食堂車のプレミアムカレーではなくとも、普通のカレーも当然美味しい。どちらが良いかは完全に好みの問題。

スパイシーマサラ

 カツも揚げたてで分厚くておいしい。これで東京までの2時間30分は、十分幸せに包まれながら移動できる。

スパイシーマサラ

 あと付け合わせの福神漬けとラッキョウも美味い。ついつい乗せすぎてしまう。

スパイシーマサラ

 昭和50年ごろ、新幹線によって東京~博多が約7時間で結ばれたときに、長時間乗車する人が増えたことで食堂車が導入された。車両内に食堂車専用の厨房が完備され、出来たて熱々の料理が食べられるようになったそう。とにかくバブルの時代までは、食堂車はハチャメチャに人気だった。爆速で走る電車内で調理したての料理が食べられるなんて、今はなかなか経験できないね。奮発して食べる人にはステーキが、ちょっと贅沢したい人にはカレーが人気だったらしい。

 今となっては東京~博多間が5時間少々、東京~大阪間にいたっては2時間30分程度で移動ができ、駅ナカや駅弁、社内の移動販売等が充実していったことで、食堂車は次第に利用されなくなっていった。せっかく旅をしたなら、地元の名物の駅弁や旅先の駅構内で地元グルメを楽しみたいものね。

 そういう意味でも、京都駅に来た記念にスパイシーマサラの新幹線食堂車カレーを味わうことは、一つの選択肢としてオススメできるよ。実は京都の地元民でも見逃している人も多いので、知っておけば他の人に自慢ができるお店だ。

スパイシーマサラ

 

2012年4月初訪問

「スパイシー・マサラ」について

アクセス :京都駅内(改札の外でも新幹線改札内でも入店可)
住所   :京都府京都市下京区東塩小路町657 JR京都駅構内
営業時間 :7:00~21:00(無休)


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