発光ダイオードで有名な日亜化学がある徳島県阿南市。そんな四国最東端の町、阿南市の国道55号線沿いに、現れるひと際目立つ建物がセルフビルドレストラン『大菩薩峠』。
このレンガ造りの建物は全部オーナーの手づくりなんだって、すごいね。
大菩薩峠に使われているレンガや鉄骨、木材などはほぼオーナーが自前で揃えたもの。それを自分自身で組み合わせて建設している。実際に訪れて見ると、ため息が出るほど大きい建物だ。私ならゴールが見えていたとしても、建設している途中であきらめてしまっているだろう。
このレストランのオーナー(島利喜太氏)がどのような人で、どのような背景があり大菩薩峠を建設することとしたのかについては、「大菩薩峠 島利喜太」といったようなキーワードで検察してもらった方が早いと思う。私は直接確かめたわけではないのでよくわからない。
まるでかつて栄えたが滅んだ昔の文明の遺構のようにも見えてくる。
レンガの外壁にツタが這い、かなり良い感じの廃墟感を醸し出している。
店内もこの店の醍醐味。見た目とは裏腹に明るい雰囲気の店内は賑やかだが、撮影は禁止だ。
カフェレストランであるお店自体はなかなかの人気で、お昼の時間帯に行くと順番待ちとなることが多い。料理は正統派のレストランメニューだった。少々感じられる緊張感と、美味しい食事も大菩薩峠の醍醐味である。
2021年5月訪問
「大菩薩峠」について
アクセス :JR牟岐線 新野駅・桑野駅から車で8分
住所 :徳島県阿南市福井町土井ケ崎115
営業時間 :10:00~20:00(日曜は18時まで、金曜休)