【閉店】愛ゆえに厳しい洋食店。ド派手な女将は高円寺の母親役『薔薇亭』【高円寺】

ローズ亭 珍スポット

 杉並区高円寺駅から徒歩3分のところにある見た目から派手な雰囲気を醸し出している洋食店『グルメハウス 薔薇亭(ローズてい)』
 創業46年で高円寺では有名な店で、愛嬌満点の名物女将、嘉村千種さんがいる。

薔薇亭
店内も店外もお花であふれている。


 飾り付けられまくってキラキラのお店の中に入ると、手作りの個性が爆発している服と帽子を着て出迎えてくれる。派手な髪色はこれまでに何百回も変えてきたとのこと。なぜそんな派手な衣装をしているのかを聞くと、「お花とか見るとみんな気持ちが明るくなるでしょう」と教えてくれた。

ろーずてい
店内はあらゆる飾り付けがされている
ローズ亭
食後に女将と記念撮影させていただいた。


 店内にはメニューがたくさんがるが、フライ系の定食が多い。どれもオススメ!って感じがして迷う。私は迷いに迷って大粒カキフライ定食を注文した。(メニューで一番大きな紙を使われていたから)

高円寺の洋食店
どのメニューも年季が入っている感じがする
高円寺のランチ
一番メニューの紙が大きかったので、大粒カキフライ定食を頼んだ。
大粒のカキフライ定食
写真ではよくわからないけど、一口では食べきれないくらいカキフライは大きい
てんこ盛りのごはん
ご飯もてんこ盛りだ。ビビった。


 女将はマナーと作法に厳しい。料理の食べる順番や配置、箸の持ち方を指導する。私も「ソースをかけすぎ!」と怒られた。そしてお残しは許さない。実のオカンより厳しい。基本デカ盛りなので食べられる量を交渉しよう。でも地元で人気店だ。

食事のマナー
席の様々な場所にマナーの注意書きが貼られている。
薔薇亭のマナー
でもよくよく見たら、当たり前のマナーしか書いていないので、普通にしていれば大丈夫。


 客のマナーや食べる順番について指導する理由は「お客様は全員家族だと思っているの。母親として躾をしないと恥をかくから全部を教えてあげたい」とのこと。厳しいマナーは女将の客を想う優しさ故だった。

 


 料理がかなりのボリュームなのにペロリと食べ切れちゃうのは、どのメニューもとってもとっても美味しいから。寡黙ながら愛想の良いご主人、正氏さんによる、女将さんの父の職場であった帝国ホテル仕込みのワザだった。

 女将の思いやり満点のおもてなしを受けに行くだけでも行く価値あるけど、本当の薔薇亭の魅力は、高円寺で長年愛されてきた美味しいご飯を食べられることだと思った。

2018年11月訪問

「グルメハウス 薔薇亭(ローズてい」について

アクセス :JR高円寺駅から徒歩3分
住所   :東京都杉並区高円寺北3丁目21−20

営業時間 :12:00~14:00/18:00~20:00(月曜休)
参考HP  :https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131904/13046472/(食べログ)


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