熊本県南小国町から大分の由布院までを結ぶ日本百名道のドライブコース「やまなみハイウェイ」を走行していると、木を刈られて作られた大量のオブジェの大群に突如遭遇する。500体どころではない。
ここは『千羽鶴鹿公園』と呼ばれている場所。すぐ側の激ウマとうもろこし屋さんのご主人が一心不乱に木を植えて剪定、固定し様々な動物やキャラクターを作っていた。特に鶴のオブジェが多い。
重機を運転しているご主人に話しかけると「好きに見ていってー!」とのこと。
何十年前というずっと昔から、親子3代で!完全に趣味でオブジェを作りまくっているそう。広大な敷地いっぱいに無数の植木のオブジェ。一体どれだけあるんだ?維持を続けるのも大変だろう。
作品を近くに寄って見ると、どのように形を作り上げているのかがわかる。
もともと骨組みの役割をする木があって、枝を巻き付けている。
おそらく、くまモンであろうクリーチャー的な何か。訪問時は3月だったためか、あまり緑が茂っておらず、オブジェたちは全体的にほっそりしていて黄緑色だった。春~夏の時期に行くと迫力がすごいのだろうな。
とうもろこし屋さんと鹿。もしかして、鶴のオブジェがたくさんあって、鹿もいるから千羽鶴鹿公園?
鹿には餌をやれる。
地元で育てられた作物や特産品の販売所(ヒゴタイフルーツ)が併設されていた。柑橘類は試食もできた。
お店のおばちゃんもとても愛想の良い人だったが、千羽鶴鹿公園についはあまりご存じないようだった。
やまなみハイウェイをドライブ中の観光スポットとして、個人的にはすごく好きな場所だった。
ちなみにだが、千羽鶴鹿公園のある産山村は、村民の約2割が珍しい苗字の「井(い、いー)」姓なのだそう。
2020年3月初訪問
「千羽鶴鹿公園」について
アクセス :熊本市街から車で1時間20分
住所 :熊本県阿蘇郡産山村田尻