※画像がめちゃ多い記事です。
山梨県北杜市は水が美味しく空気が綺麗な風光明媚な町だ。そんなだだっ広い田舎にあるのに人気爆発しまくっているローカルスーパーが、ひまわり市場。営業時間中はひっきりなしに車が出入りしている。八ヶ岳のふもと、北杜市のはずれにある片側一車線の県道に突然現れる田舎の店なのに。
その人気の秘密は、こだわり抜いた上質な食料品とその魅力を伝える熱狂的なPOP。そして社長のマイクパフォーマンス。社長の軽妙で熱いマイクパフォーマンスは音声なのでうまくブログでは紹介できないから、商品POPについて紹介していく。
※この記事に歴史的メンチカツについては書いてないです。なぜなら人気すぎて1分くらいで売り切れるので、一度も手に入れられたことがないから……。
ひまわり市場が全国的に有名になった理由が、商品を紹介しているA4紙で作られたPOP。プロが自信を持って仕入れた商品の魅力を、どうやって余すことなく、わかりやすくお客さんに伝えられるかを試行錯誤されて編み出された技だ。
とにかく魅力を伝える熱狂的POP
スーパーの入り口にある野菜売り場からこの勢い。私はエンドウさんなんて知らないけれど「あのエンドウが言うなら玉ねぎ買おうかな」て思ってしまった。
このPOPの勢い、むかし細かすぎて伝わらないモノマネに出演していた、くじらを連想した。農家スターシリーズとかやってそう。
生産者の見える野菜というか、生産者の情熱や魂まで感じられるPOPだ。
ただただ、POPがアツイ。
伝えたいことを字数を惜しまずに伝え切るスタイル
情報量の洪水や……。
ひまわり市場を支える実力確かな従業員
ひまわり市場はなわ社長をはじめ、個性的な従業員たちがそのクオリティ高い商品を支えている。一部抜粋。
POPからだけでも、皆が只者ではないことがわかる。
努力の男、まる
お魚バイヤーてっぺん石井
野菜ソムリエ和希
寿司を極めた男、はまさん
とにかく血糖値を気にするエンドウ
美食家レジ担当サトウ
私の推しは何年も前から、バナナが好きすぎて台湾まで行く男、ゆいたくだ。
伝説の男、なわ社長
これらのPOPや人選を担っているのが、設立15年のスーパー、ひまわり市場の2代目社長、なわ社長はかつて4億円を超える借金まみれのスーパー赤字経営だったこのスーパーを、6年で年商数億円の大人気スーパーまで生まれ変わらせたスーパー社長だ。
素晴らしい商品だけではなく、なわ社長が作るPOPやマイクパフォーマンスを目当てに訪れる客も多い。その気持ちとてもわかる。店内をぐるりと回るだけで楽しいもん。
なわ社長がマイクパフォーマンスやインパクトあるPOP作りを始めた理由は、いい食材をお客さんに味わってもらいたい。その一心。
山梨県の食料品店、武川米の武川町農産物直売センターやまるいちストアー、羽田ストアーと偏ったステ振りしているお店が多いなと思った。一点突破系のお店だいすき。
A4のコピー紙いっぱい使って言いたいことを全部伝える姿勢ほんと好き。
山梨県は海なし県であるが故に、海鮮には人一倍こだわる。鮮魚にうるさい山梨県民のために、お馴染みの魚から高級魚まで揃えられている。特にはまさんが志(こころ)で握る寿司が人気で、信頼と実績により毎日爆売れしているとのこと。
これまでの訪問時はこんな感じだった。 食料品を買うときに新しい視点が持てて、見てるだけでも楽しい。次に行くときにははどんなPOPが掲げられてるんだろうと気になって気になって、行ってみたら確実に上質な食料が仕入れられてるんだから、そりゃ地元の人たちは通ってしまうね。納得だ。
私は当然、マイバッグも持っています。
2017年5月初訪問
「ひまわり市場」について
アクセス :中央自動車道 長坂ICから車で10分
住所 :山梨県北杜市大泉町谷戸2008
営業時間 :9:30~19:30
公式HP :http://himawari-ichiba.com/
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