温泉地と言えば箱根。宮ノ下温泉がある月廼屋旅館(つきのやりょかん)。かなり風情を感じる外観だ。その昔、武将が傷を癒したと言われるこの宿の岩風呂は、入り心地が素晴らしいことで有名だそう。もう一つの理由でも一部の界隈で有名であり、ぜひ入浴したいと思い、日帰りで入浴の予約をした。箱根の個性的な旅館は、たきい旅館だけではなかった。
小さな入り口から入ると、ワッと広がるロビー。見た目からは想像できない広さで、探検気分だった。
月廼屋旅館は予約時にお願いすると、子孫繁栄に効果がありそうな様子満点の貸切温泉を楽しむことができる。日帰りだと1時間で1,000円。
目当てはこの温泉だ。浴槽の横に積まれた石をよく見ると、男根、女性器を模したものや道祖神がたくさんあった。
こんなに生殖器を模した石に囲まれた温泉に入ることは珍しいだろう。お湯はサラサラで肌に優しい感じが気持ちいい。体がポカポカあったかくなるような、ちょうどいい温度でずーっと入っていられる。
湯船の底に描かれた裸婦のアソコは、入浴した客たちが長い年月をかけて真剣にいじりすぎたのか、タイルが剥がれていた。みんなの気持ちはわかる。ある意味、歴史を感じるね。
これなんかモロだ。勢いよく出ている。すごい。
常湯は猿田彦の神を祀り古代より良縁、出産
家庭円満、商売繁昌 幼児主語と、より勝運に恵まれ
強健の男性完成と共に美しい女性を造ると言はれております
箱根金精大明神
教祖
男女ともに、とにかく昔からいろんな効能があるんだぞということはわかった。温泉の効能というか、神社の御利益みたいだ。
普通に予約した時に案内される側の温泉も気持ちよかった。こちらも源泉掛け流しの岩風呂だ。
もちろん部屋で宿泊も、日帰りでの休憩もできる。建物自体はとても古いけど、行き届いた手入れを感じる。落ち着ける旅館だ。
出迎えから見送りまで対応してくれた、元気でチャーミングな女将さんの人柄もあって、思い出に残るステキな旅館だった。
日帰りでも朝から温泉に入れるのが嬉しいね。
2020年11月訪問
「月廼屋旅館」について
アクセス :箱根登山鉄道 宮ノ下駅から徒歩10分くらい
住所 :神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下413
WEB予約サイト:月廼屋旅館<じゃらん予約>
テルマエ・ロマエI (ビームコミックス)