白丸調整池の魚道に行ったよ。うずまきとか螺旋階段とか好きだから【奥多摩町】

白丸調整池 珍スポット

 奥多摩町を観光していると国道411号沿い走ることになると思う。その道の青梅線鳩ノ巣駅と白丸駅の間ぐらいに、多摩川をせき止めてできたダム湖『白丸調整池ダム』がある。多摩川の河川機能維持と発電目的から作られたダムだ。奥多摩町は奥多摩湖の小河内ダムが有名だけど、白丸調整池ダムもすごくよかった。なぜなら魚道と螺旋階段を楽しめるからね。

 魚道というのは、川の下流から上流にさかのぼる魚を助けるための道のこと。白丸調整池ダムでは魚道を近くで見ることができる。

白丸調整池

 ダムの魚道管理棟に行くとすぐに見えるここが魚道へ降りる螺旋階段の入り口。ワクワクするね。

魚道へつづく巨大な螺旋階段

螺旋階段

 上から見た魚道へ降りる螺旋階段。かなり大きい階段だ。吸い込まれそう。いよいよダムの施設に入っていくぞ~という雰囲気がひしひしと感じられる。

螺旋階段

 下から見た螺旋階段。実際に見ると迫力がすごい。ずっと見ちゃうから首が疲れる。

魚道はとてもゆっくり楽しめる散歩コース

越流式(アイスハーバー式)魚道
越流式(アイスハーバー式)魚道

 この魚道は越流式(アイスハーバー式)魚道。障害物の後ろを魚の休息場として、魚が昇っていけるようになっている。

潜孔式魚道

 わかりにくいけどこちらは潜孔式の魚道。隔壁下部に空けた穴から水を流下させる方式。こちらは水の流れが緩やかだけど、とても長い坂道になっている。

 高低差が約30mほどもある魚道を登っていくから、結構歩くけど見ごたえがある。魚道を見たことがある人ってなかなかいないと思うから、「これが魚道かあ~」っていい経験になると思う。

奥多摩の自然を感じられるダムからの景色

白丸調整池

 白丸調整池ダムからの上からは、多摩川の峡谷の景色を眺めることができる。川の左側にある石の階段のようなものが魚道だ。ぐるっと回ってダムの真下まで魚道が続いている。白水調整池の魚道はヤマメ、アユ、ニジマスなど多摩川に生息する約100種類の魚が通る。多摩川の生態系を豊かに保つためになくてはならない役目を果たしている。

白水調整池

 展望台から見た白水調整池ダム。エメラルドグリーン色に見える水が綺麗だった。

 白丸調整池は入り口への向かうための側道が目立たなくて、油断しているとすぐ通り過ぎてしまうから注意しよう。花折トンネルという小さなトンネルのすぐそばにあるぞ。駐車場やトイレも完備されているから、奥多摩観光の休憩がてらに寄っても十分楽しめると思う楽しいスポットだった。ダムカードももらえるよ。

2020年8月訪問

「白丸調整池ダム」について

アクセス :JR青梅線 白丸駅、鳩ノ巣駅から徒歩10分くらい
住所   :東京都西多摩郡奥多摩町白丸 1

営業時間 : 10:00~16:00