見たことがない麺料理ばかりのパラダイス。刀削麺の名店『山西亭』【大久保】

山西亭 グルメ

 新宿区大久保にある刀削麺の名店『山西亭』。とにかくいろいろな種類の刀削麺がうまい!と評判のお店だけど、同じくらいに人気なのが、日本では珍しい山西省名物の麺料理や郷土料理。数回の訪問では味わい尽くせないほどの魅力がある店だった。

山西亭

 山西省は「麺のふるさと」と呼ばれるくらいに、中国の中でも麺料理の種類が豊富な地域らしい。メニュー表を眺めていると、どれも個性的な麺料理ばかりで、何を注文したらいいか迷ってしまう。

山西亭
山西亭

 蒸し麺の莜麺栲栳栳(ヨウミェンカオラオラオ)は蜂の巣みたいなハニカム構造っぽい。面白いね。内モンゴルで採れる燕麦(オートミール)が練られて一枚一枚筒状に並べられている。箸でちぎってお店特製のトマトソースや黒酢タレをつけて食べると、とっても美味しい。東京で食べられるのは山西亭だけ。

山西亭
山西亭

 麺をちぎった後、マジで攻撃されたハチの巣みたいになっていた。

山西亭

 猫の耳麺と呼ばれる五彩猫耳朵。猫の耳みたいに麵が小さいから、猫の耳麺。かわいいね。パスタでいうところのコンキリエみたいな形をしていて食べやすい。

山西亭

 山西炒凉粉はエンドウ豆や緑豆のデンプンを固めて作る「凉粉」のジャガイモバージョン。同じジャンルの料理でも、地域によって使う材料や調理方法が微妙に違う料理は面白くて大好き。わらび餅っぽい見た目で凉の文字が付いているけど、あったかい料理じゃんと思いながら食べた。つるつるモチモチで美味しい。

山西亭

 山西亭、何を食べても美味しかった。下の写真は、酸っぱくて旨辛の山西風味鶏と、みんなが頼むというきのこの素揚げ。

山西亭
山西亭

 刀削麺は山西省名物の過油肉(山西省の豚肉の黒酢炒め)をかけた、汁の少ない刀削麺を食べた。黒酢のおかげで風味とコクがすごい。

山西亭

 山西亭の刀削麺も刀削麺ロボが作っていると聞いた。ちなみに、刀削麺ロボは、中国の刀削麺職人たちが刀削麺を作らされすぎて、腱鞘炎が相次いだくらいハードなのに、他の料理人と給料が同じなことにブチ切れて、誰も作業をやりたがらなくなった状況を救うために開発されたそう。無機質なロボが、バンバン麺を飛ばしていくパフォーマンスがウケて、中国でロボが流行った。

 山西亭は麺料理がとても豊富で、次はどの麺料理を、どの刀削麺を食べようかな、メニューの本に載ってないやつも食べたいなと楽しみになっちゃうお店だった。

山西亭

2020年6月初訪問

「山西亭」について

アクセス :地下鉄副都心線、都営大江戸線 東新宿駅から徒歩5分くらい
      JR新大久保駅から徒歩12分くらい
住所   :東京都新宿区大久保2-6-10 B1F

営業時間 :11:00~15:00/17:30~23:30(日曜休)


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