東京都奥多摩町、JR古里駅近くのだしまき玉子専門店『卵道(ランウェイ)』。昨年オープンしたばかりの新しい店だ。古里駅のあるJR青梅線って使ったことある?「市民の足」+「通勤通学の足」+「レジャー・観光の足」という多目的な路線なのにいつもガラガラでずっと謎だった。

卵道のメインメニューは深美玉子、ホワイトたまご、東京烏骨鶏の3種類の「だしまき定食」のみ。相当の自信だ。

スタンダードのだしまき定食に使われている卵は青梅市でも評判・信頼ともに高いかわなべ鶏卵農場が作り出すブランド卵「深美卵」。特徴はコクの強さで値段は通常の卵の倍らしい。でも私は「白だしまき定食」と「烏骨鶏だしまき定食」を食べた。ホワイト卵も東京烏骨鶏も前述のかわなべ鶏卵農場で産まれた卵だ。(ちなみに東京烏骨鶏は、公の団体や新聞などで公式な機関が表記するときは「東京うこっけい」とひらがなで表記するのが正式らしい)




画像は白だしまき定食と東京烏骨鶏だしまき定食。おそらく50mmはあるだろう厚さ。それもそのはず、この出汁巻きには卵を4個も使用しているとのこと。そこに昆布・煮干し、シイタケからとった大きいお玉いっぱいの出汁を含ませているのだからボリューム満点になる。ぷるぷるでフワフワ食感で口の中に入れた瞬間に卵と出汁の香りが口の中一杯に広がる。さらにトッピングの練り梅と青梅名物の山葵漬けで食欲爆発した。(トッピングはあと大根おろしも選べる)
出汁巻きは最初は卵と出汁の味を感じるためにそのまま何も付けずに食べる。あとはお好みで出汁醤油やトッピングを付けて食べる。色々な食べ方が楽しめて飽きなかった。
烏骨鶏の出汁巻きは玉子の旨味は濃厚だった。さらに卵の一つは生卵で、卵かけご飯にして黄身そのものの味も楽しめる。生卵、出汁巻き、トッピングのおかけで白米が目の前から爆速でなくなってしまいそうになるので、白米を食べるペースを調整するのが大変だった。
白い出汁巻きに使われている卵は白米を餌にして黄身を白くした「ホワイトたまご」を使っている。卵の黄身を黄色くしたいときにエサにトウモロコシを入れて、赤くしたいときにはアスタキサンチンを含むエサを入れるのと同じだね。あっさりしてて出汁の旨みがより感じられた(気がする)。次は深美卵のだしまきも食べたいな。



出汁に使う水も米もこだわってるからこそ、あの激ウマ定食が完成したんだと思いしらされた。
あとプリンも超濃厚ですごい満たされた。これも絶対に食べるべき。

2020年8月訪問
「だしまき玉子専門店 卵道(ランウェイ)」について
アクセス :JR青梅線 古里駅から徒歩1分
住所 :東京都西多摩郡奥多摩町小丹波549
営業時間 :11:00~ (火曜休)
公式サイト:https://www.facebook.com/ranway0526/(Facebook)