日本唯一の『ほら貝ショップ穂の国』でほら貝を吹いて食べて楽しもう【豊橋市】

ほら貝ショップ穂の国 グルメ

 みんなほら貝を吹きたい?吹きたくない?

 豊橋駅から北へ走っていると交差点に見える店舗。〝ほら貝ショップ〟という文字に惹かれ思わず飛び込んでしまったのが(おそらく)日本唯一のほら貝の専門店『ほら貝ショップ 穂の国』だ。

ほら貝ショップ穂の国

 入り口と思われる場所の前に、屋台があり、置き看板には〝ほら吹き体験 無料〟という文字があった。ほらは毎日吹いているけれど、これはほら貝のことだろうと思い、是非吹かせてもらいたいと入店した。

ほら貝ショップ穂の国

ほら貝を吹かせてもらおう!

 ホラ貝とは日本最大級の巻き貝で、ご存じのとおり楽器としても使われている。店に入ると、店主の林龍沁さんが出迎えてくれた。平日の昼過ぎ、まさか訪問客が来るとは思われていなかったようで、店内は作業中だったにもかかわらず快くほら貝について紹介をしてくださった。

 この店は定期的に東海地方内では紹介されるらしく、訪問時も話題になった後だったため、商品棚のほら貝は通常時よりも少なくなっていた。

ほら貝ショップ穂の国

 売れに売れまくり、少し寂しい感じになっていた商品棚。穂の国で販売されているほら貝は、林さんの手作り。一個数千円程度のものから、十数万円もするほら貝も売られていた。通販もされているとのこと。

ほら貝ショップ穂の国

 今回吹かせていただいたほら貝がこれ。まあまあデカいものを選んだ。ほら貝は管楽器みたいに吹き口に唇を正面から当てるのではなく、吹き口から唇を半分程度を横にずらして吹く。このとき、唇を震わせるように吹くと、音が出る。音が出たときに、声帯を震わせると高低様々な音が出せて面白かった。

ほら貝ショップ穂の国

 林さんからは「始めて数分の初心者が音を出せるなんて大したもんだ!」とお世辞をいただいて嬉しかった。

ほら貝を吹くだけじゃなく、食べよう!

 ほら吹き体験をして満足していると、林さんから「ほら貝食べたことある?」と言われた。え?ほら貝って食べられるんですか?と戸惑っていると、店の外ののぼりを見るように言われた。

ほら貝ショップ穂の国

 たしかにアピールされている……。「立ち食いほら貝串 1本300円〝激旨〟」唯一無二のメニューだ。これは食べるしかない。券売機で食券を買い、お店の方に渡す。果肉入りかき氷(500円もする)も気になる。

ほら貝ショップ穂の国

 注文後、数分で提供されたほら貝串。ほら貝の身を急速冷凍して保存しておいたものを解凍して焼いてくれる。便利な世の中だ。穂の国では地元でほら貝の殻を仕入れるが、その際に中身ごと仕入れるのでこのようなことができるそう。
 せっかくなので、自分がさっき吹いたほら貝を眺めながら、ほら貝を食べる。

ほら貝ショップ穂の国

 待っている間から、周囲に香ばしい匂いが広がっている。獲れたての風味がそのまま残るほら貝の味はメチャクチャ美味い。アワビとサザエの中間のような味だ。この小さな身に、貝の旨味がギュッと凝縮されていた。車で訪問していなかったら確実にビールを飲んでいた。酒の肴にピッタリのこの味は、全国にバレてはマズいぞ。一瞬で食べ終わってしまった。

ほら貝ショップ穂の国

 食券を買うときに気になってしまった「ストロベリーかき氷果肉入りレギュラータイプ」も注文した。穂の国は普段は和カフェとしても営業しているらしく、夏はアイスやかき氷も楽しむことができる。500円もするだけあって、どんぶりバチいっぱいのかき氷が到着した。実はこの店の訪問前に「トロピカルフルーツのジャングル探検植物園 小川農園」を訪れていたので喉はカラカラ。むさぼるように食べた。

ほら貝ショップ穂の国

 かき氷は粗めに削られていて、食べ応えのある食感。果肉入りストロベリーシロップは濃厚な味。イチゴの美味しい部分だけと一緒に氷を食べている感覚だった。

ほら貝ショップ穂の国

 食べ進めながら「でも、どんぶり鉢いっぱいの氷に対して、明らかにイチゴの果肉足りなくない?」そう思っていたら、氷の中段にもしっかりとイチゴが仕込まれていた。前述のとおり粗め削られている氷は、ゆっくり食べていても全然解けない。最後までしっかりと氷の状態で完食することができた。

ほら貝ショップ穂の国

ほら貝界のニューカマーであり第一人者の店主

 店主の林龍沁さんはホラ貝奏者の第一人者として業界では認知られており、映画「真田十勇士」にも合戦が始まる際のほら貝の演奏で参加されたほど。店でお話をされているときにも、ほら貝の発注やメンテナンス依頼の電話がしょっちゅう鳴っていた。ご自身での仕入れから加工、販売、メンテナンスと売りっぱなしではないその販売姿勢に、ユーザーからの信頼も厚いのだろう。


 林さんは15年ほど前に近所の神社で聞いたほら貝の音色に魅了され、約13年前にほら貝の製作を始められたとのこと。8年前に経営されていた自動車整備工場をたたみ、この穂の国をオープンされたそう。ものすごい決断だ。お店では愛嬌が素晴らしいご息女たちも一緒に働かれていた。ほら貝の販売だけでは不安定なため、ほら貝の教室やレンタルスペース、和カフェやコインランドリーも経営されているエネルギッシュなお方だった。

ほら貝ショップ穂の国

 他の場所ではおそらく体験することのできない、ほら貝吹き体験とほら貝を食べるという組み合わせ。豊橋を訪問したときには絶対に訪れるべきお店だった。

ほら貝ショップ穂の国

2022年8月初訪問

「ほら貝ショップ 穂の国」について

アクセス :JR豊橋駅から徒歩13分
住所   :愛知県豊橋市菰口町3丁目90−90
営業時間 :10:00〜17:00(木曜・金曜休)
公式HP   :https://honokuni8.ocnk.net/