仙台市の東部、太平洋に面した蒲生干潟の近くにある『日和山』。ここは国土地理院の地形図に「日本一低い山」として掲載されている山だ。どんなことでも日本一と呼ばれているものは大好きだから、登山しに行ってみた。
日和山は高さ3m、麓から山頂まで3秒。秒速で登頂できる。車を降りてから、登山口にたどり着くまでの方が長い。
日和山の周囲には登山口もちゃんとあり、「クマ出没注意!」や「落石注意」といった、そんなわけねーだろw的な遊び心のある看板もあって楽しめた。
訪問時はまだ東日本大震災からの復興工事が河岸全体で行われていて、車を止めた駐車場から何もない遊歩道を数分歩く必要があった。今は少しはアクセスしやすくなっているのかな。
日和山はかつて大阪の天保山に次いで日本で2番目に低い山だった。2011年の東日本大震災の地盤沈下と津波による被害の影響で、山が崩れて低くなり、現在は天保山よりも日和山が一番低い山となった。しかしほったらかしでは山は被害から再生できなかっただろうし、山周辺の看板やオブジェからも地元住民の愛が感じられた。
登頂後には、陸前高砂駅近くにある高砂市民センターで、登頂証明書ももらえるそう。
ちなみに日和山は築山で、自然にできた山で日本一低い山はこちら
2018年8月訪問
「日和山」について
アクセス :仙台駅から車で25分くらい
住所 :宮城県仙台市宮城野区蒲生町87
岳(1) (ビッグコミックス)