限界集落でキラリと光る最中がメチャウマの店『金多満屋商店（きんたまやしょうてん）』【長野市】

　長野市西部にある限界集落の町、中条。気候や景色がカナダに似ている（らしい）ということもあり、一瞬で通り過ぎてしまう地区だが、ゆっくりドライブしていると気持ちが良い。そんな中条に観光客はあまり立ち寄らないであろう店がある。それは『金多満屋商店（きんたまやしょうてん）』。

　声に出して読んだとき、えっマジか！と思ってしまう屋号だが、地元の方によく利用されている小さいながら大切な商店だ。店内は普通の個人商店といった感じだが、レジ近くの一角に最中コーナーがある。

　この店オリジナルの和菓子が『虫倉最中』。これがハチャメチャに美味しかった。そんなに心の準備をせずに食べてしまっただけにびっくりした。口の中で食感を楽しめる大きさのクルミと栗に、餡子が相まって甘いのだが、さらに塩味が絶妙である。複雑かつとてもお上品な味。

　最中本体を、移動中にカバンの中でバキバキに粉砕してしまったので、最中の写真は無い。のでGoogle検索の結果を参照してください。なぜ最中がバキバキに崩れていても写真を撮らなかったのか、後悔しかない。

　検索結果画像を見てのとおり、金多満屋商店の虫倉最中は、デカい栗の形をしていた。キンタマで、クリ。それはともかく、めちゃくちゃ美味しい最中だった。長野市街から白馬や大町方面に移動する際には是非立ち寄って味わってみてほしい逸品だ。そしてお土産として買って帰った方がいい。私はこれからの北信旅行の際には絶対に寄るだろう。