朝ごはんが美味くて安くて美味い。天王寺ど真ん中の名旅館『葆光荘』【天王寺】

旅の宿 葆光荘 宿

 梅田まで地下鉄で10分ちょい、難波までなら徒歩で行ける南大阪への玄関口、天王寺。便利すぎる立地なので、観光や仕事の出張で訪れる人も多いだろう。でも、せっかく天王寺を訪れるのに、わざわざ難波周辺で宿泊したり、アパホテルやスーパーホテルに宿泊してないか?ホテル醍醐に泊まってないか?それも良い選択肢だけれど、天王寺に宿泊するチャンスがあったなら一度は経験してみてほしい宿がある。それが『旅の宿 葆光荘』。

繁華街の路地裏にある、素晴らしい旅館

 葆光荘があるのは、JR天王寺駅の北出口から3分ほど歩いた、裏天王寺にある。裏天王寺って誰が言い始めたんや。昔からここは天王寺やろ。天王寺のど真ん中の路地裏に、ひっそりと建つ旅館が葆光荘。地元民が何十回も通り過ぎていても見逃していて「えっ、こんな場所にこんなええ感じの旅館があったんや。」と思うくらい路地裏に溶け込んで営業を続けている宿だ。駅から超近くてめちゃくちゃ助かる。アパホテルより近いし、飲み屋にもすぐアクセスできる最高の立地。

旅の宿 葆光荘

 看板の佇まいからだと、よくある安い系の連れ込み宿なのかなと思ってしまうかもしれないけれど、それは大変失礼な思い込みだったということを、後で思い知る。

旅の宿 葆光荘

 これが葆光荘。あべのハルカスがが見上げられるほど近くにそびえ立っている。超都会に隣接する下町。阿部野橋らしい風景だね。

旅の宿 葆光荘
旅の宿 葆光荘

 葆光荘は、6畳の和室の部屋だと宿泊料4500円(二名宿泊)、一名で宿泊しても宿泊料は5500円。そこら辺のビジネスホテルより安い。だいたいの企業の出張旅費の範囲内で宿泊できる。何度も言うとおり天王寺のど真ん中なのでアクセスも超便利。ビジネス出張に最適な旅館だ。

手入れの行き届いた、ホスピタリティを感じる館内

 旅館に入ると、物腰柔らかくてチャーミングな女将さんが旅館を案内してくれた。なんだか馴染みの宿に戻ってきたような安心感を持ってしまう笑顔でのお迎え。うれしいよ。

旅の宿 葆光荘

 部屋は年季が入っているけれど、それを感じさせないくらいに綺麗に整えられている。出張や観光を終えて、こういう状態のおもてなしの気持ちが感じられる部屋にたどり着いた瞬間、ああ~嬉しい~という感情がこみ上げてくる。

 写真は10畳の和室。

旅の宿 葆光荘
旅の宿 葆光荘
旅の宿 葆光荘

 お風呂は男湯限定になるけれど、大浴場がある。宿にキレイな大浴場があることは、とても大切なこと。

旅の宿 葆光荘

これだけは絶対に食べてくれ。葆光荘の朝食

 そして、そして、葆光荘に宿泊する人たちの目当ては、繁華街のど真ん中で旅情を感じられる館内だけではなく、この朝食の和食。550円でお願いできるこの朝食。絶対に食べるべき。この朝食を食べるために、葆光荘に泊まる価値がある。落ち着いた、食堂的な場所で食べるのがまた良い雰囲気に感じる。

旅の宿 葆光荘

 お米が美味い。お鍋が美味い。天ぷらが美味い。決して派手じゃないが、朝ご飯として食べるには贅沢だ。でも優しくて体に馴染みやすい味。体に沁みる。ついご飯をおかわりしてしまう。これが550円で味わえるなんて、いいの?

旅の宿 葆光荘

 駅周辺の牛丼屋やモーニングに行ってる場合じゃない。観光や出張で頑張る活力のためにも、葆光荘の朝食を食べるべきである。本当に美味しかった。朝から幸せな気分になると、その日一日がずっと楽しくなるね。

 

 ちなみに葆光荘で他にも好きだったところ。 めっちゃ高い食堂の天井。 高いとこから食堂を見下ろせる2階のいい感じの憩いの漫画スペース。繁華街にいることを忘れてしまう中庭。あとさっきのデカい風呂。

旅の宿 葆光荘
旅の宿 葆光荘

 館内には、ステキな人形が何体も飾られていた。どうやらご趣味らしい。

 通天閣、四天王寺、串カツ、新世界、南大阪方面、天王寺から出発する観光の拠点を探す際には、真っ先に予約を確認すべき宿だと思う

 個人的な天王寺でオススメの居酒屋は、寿司センター等のスタンドふじ系の居酒屋や種よし、うおはる。これらの居酒屋で美味い肴と楽しい酒を飲んで寝て、朝は葆光荘にすると完璧な天王寺泊のプランが完成する。やってみてほしい。私に感謝してしまうと思う。

 

2020年10月訪問

「旅の宿 葆光荘」について

アクセス :JR線、OsakaMetro御堂筋線・谷町線 天王寺駅から徒歩3分くらい
住所   :大阪府大阪市天王寺区堀越町14番16号
公式サイト:https://www.hokousou.com/

参考予約サイト:葆光荘<楽天トラベル予約>


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