青森のつがる市は87年に珍しい遮光器土偶が発見された事から、町が土偶尽くしになっている。 市内の木造駅には巨大な土偶「しゃこちゃん」がいた。
このデカい土偶のモニュメントは、1989年に各自治体へ交付された1億円のふるさと創生事業で作られたもの。全国のふるさと創生事業で作られたモニュメントや施設たち、町づくりのために何とかアイデアをひねり出して金をかけた結果、狂った感じになっているものが多くて大好き。
列車が近づくと駅員が操作し目が光って列車の到着を知らせるなどの機能もあるが、昼間だとよくわからなかった。
撮影しているとちょうど電車がやってきた。地元の駅利用者は、当たり前の光景であるデカい土偶のことなんかちっとも見ていなかった。
ちなみにしゃこちゃん含む木造駅の総工費は2億1925万1000円!これは高いのか安いのか。
しかも木造駅という名前なのに、駅もしゃこちゃんもコンクリート製。 目は光るが、子供が怖がるというクレームから、普段は光らせるのを自粛しているそう。
よく見ると木造駅周辺は土偶のモチーフだらけ、マンホールや掲示板等には土偶のキャラが用いられまくっていた。
駅前の人気食堂ののれんに描かれたナイスキャラ
2016年7月初訪問
「 木造駅 」について
住所 :青森県つがる市木造房松10
縄文土器・土偶 (角川ソフィア文庫)