熊本県天草市の何もない丘にある『鬼の城公園』。このアングルで見ると、虚無的な美しさがある空間のように思える。
地元天草の伝説をもとに作られた公園らしい、鬼の広場だ。ゲームとかで見かける、滅びた町の回廊のような雰囲気だった。公園は広く、散歩をしたり、キャッチボール、ダンスをしたりする人がぽつぽつといて地元市民の憩いの場になっていた。
巨大鬼瓦の噴水は、枯れていた。
言い伝えによると、天草の鬼は、村人と仲良く暮らしていて、村に悪さをしに来る大蛇に困っていた。そこで旅の僧侶と村人、鬼が一緒になって大蛇を退治したという話があるのだそう。
公園内には、鬼瓦を乗せた柱が108本立てられている。
108枚の鬼瓦は全て顔が違う。
高さ13mの「鬼の城展望塔」があり、登って公園全体を見渡すことができる。
展望塔の工場からの風景。見晴らしが良い。早崎瀬戸や雲仙岳まで見渡せる。
円形の鬼の広場の内側も外側も全体的に、腰をかけて座れるようになっているのが良いなと思った。座れる場所がたくさんある公園は大好き。
現地にはほぼ説明が無く、人気もなく、謎空間だった
敷地内には、遊具が設置されている公園(キッズガーデン)があり、こちらは子供たちに大人気だった。
天草観光の途中、こういう場所でゆっくりするのもいいなと思った。
2022年1月訪問
「鬼の城公園」について
アクセス :熊本市から車で2時間10分
住所 :熊本県天草市五和町城河原1-3159