京都の山奥で捕れたイノシシを激ウマラーメンにする店『キャプテン』【京都市】

写真:いのししラーメン グルメ

 京都府右京区の京北地区にあるラーメン屋『キャプテン』。この店ではいのししラーメンというジビエラーメンが食べられると聞いて、陽気ハッスルランドで楽しみまくった後にやってきた。京北地区とは京都市の北西にある、かなり山奥の地域だ。京都市の左側にあるのに右京区だ。京都市出身の友人に京北という地域のことを聞くと「あそこはすぐ行けるけど京都でいちばんの田舎」「山の周りになんとか集落を作ったような地域」と言うくらいの山奥だ。キャプテンはそんな地域へ向かう玄関口のような場所にあった。

写真:キャプテン外観

 山に囲まれた京北地域で捕れた猪を使って、栄養満点で美味いラーメンを食べてほしいという狙いで提供されている様子。地産地消のお店だいすき。ラーメンは豚骨と地鶏のガラベースのスープで、どのラーメンも醤油・味噌・塩・味噌とんこつの四つの味で楽しめる。どんな好みの客でも安心だ。

写真:キャプテンメニュー

写真:キャプテンメニュー


 普通のいのししラーメンを食べるか、いのししチャーシューメンを食べるか散々迷って、いのししチャーシューメンを注文した。並盛りで1,700円(訪問時)結構お高いけど、これは仕方ないね。

写真:いのししラーメン
写真:いのししラーメン

 猪肉のチャーシューはとてもやわらかい。獣肉にありがちな臭いはないけど、野性的な脂を感じられて、豚肉のチャーシューより濃い味を感じる。しかし薄くスライスされているおかげで、ちょうど食べやすい味だった。コクのあるスープにストレート麺がとても合う。そこに個性の強い猪肉も一緒に食べるから、ライスをめちゃくちゃ頼みたくなる味だ。(太るから我慢してしまった)
 ラーメンの上には九条ネギ、底にはモヤシがたっぷり敷かれていて食べ応えもある。美味しかった。

写真:鹿餃子

 鹿餃子はあっさりしたとした感じ。野菜とシカ肉、とても合うね。いのしし餃子少し濃厚な感じ。よくわからないけど栄養を感じる。

 店は車でしか訪問できないような場所にあるのに、キャプテンにはひっきりなしにお客さんが訪れていた。常連さんのような人もいれば、ツーリングやドライブで寄った風な人もいた。数十年営業を続けているような店の中、愛想のいい店主や女将さんおかげもあって、店内は家庭的な雰囲気で居心地よかった。

 いのししラーメンだけではなく、サバの糠漬けである「へしこ」を使ったラーメンや、地元の唐辛子を使った「花丸」というラー麺も美味しいよと女将さんは教えてくれた。当然、普通のラーメンが美味いから店が続けてこられているんだって。なるほど~。

2018年4月訪問

「キャプテン」について

アクセス :JR京都駅から車で45分くらい
      JR京都駅から JRバス「高雄・京北線 周山方面行」に乗って滝ノ町で下車
住所   :京都市右京区京北細野町下垣内17

営業時間 :11:00~20:00(水曜休)
公式HP   :http://kww.jp/cap/