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子供の頃からの夢を実現、100%ハンドメイドの次世代型遊園地『陽気ハッスルランド』【京丹波町】

写真:陽気ハッスルランド 珍スポット

 テーマパークを独り占めして楽しみたい。という妄想を誰しも一度はしたことがあるだろう。そんな願いを叶えてくれるのが京都京丹波町の山中に突如現れる次世代型遊園地「陽気ハッスルランド」だ。このブログでそのアトラクションたちと吉村さんについて、ほんの一部だけになるけど紹介したい。

写真:陽気ハッスルランド
写真:陽気ハッスルランド

 陽気ハッスルランドはすべてハンドメイドの無料テーマパークだ。このテーマパークの主である吉村和夫さんが約990㎡というだだっ広い土地にある、31種類(訪問時)の手作りアトラクションをマンツーマンで案内してくれる。だから1 日1 組の限定の完全予約制。

 訪問しようにも京丹波町観光協会のHP に掲載されていた個人用の携帯電話番号でしか予約のやり取りができないので、到着時は不安でいっぱいだった。京丹波町の国道173号を車で走っていると、小さな看板が見えてくる。雑木林の入り口にある正門の鐘(トンカチと鉄板)を鳴らすと奥から現れ元気よく挨拶してくれる吉村さん。

写真:陽気ハッスルランド

写真:陽気ハッスルランド

 早速中へ呼ばれ、陽気ハッスルランドがいかに多くのアトラクションがあり、世間から注目されているかの説明を受ける。山奥にこんな施設があったらそりゃ取材しに来るよね。そしてまず問答無用でプレイさせられるのは「ペットボトル倒し」だ。

写真:陽気ハッスルランド

 棒の上に立てた色付きペットボトルにボールを当てて倒す。倒したペットボトルの数の数で勝負だ。地面は坂なのでボールは自然と足もとに戻ってくる。足腰が悪い人でも楽ちんだ。ハッスルランドのアトラクションは子供からお年寄りまで楽しめるユニバーサルデザインになっている。

写真:陽気ハッスルランド

 「岩登り本格クライミング 高さ4.5m」は傾斜がすごい。ほぼ壁。作りはかなりしっかりしているが、命綱がないので少し怖い。緊急離脱用のはしごが隣に据え付けられているから安心だ。

写真:陽気ハッスルランド

 「カップ鈴玉入れビンゴゲーム」は鈴玉が予想外の方向に跳ねるので難しい。ビンゴになると豪華賞品が貰えるらしいが、内容は絶対に教えてくれなかった。

 宙吊りのはしごロープがあり5mも登ることができる。怖かった。他にも揺れる吊り橋、目回りカップ、ライフル射撃、人工虹発生装置など、ここには書きれないくらいの手製アトラクションがある。1 日使って楽しむくらいの余裕で来ないと時間が足りない。

写真:陽気ハッスルランド

 不安定なスリリングさが楽しめる「宙吊ロープ一段ハシゴ 5m」

 

写真:陽気ハッスルランド

 目廻りカップは開店するタイヤのフチに座り、吉村さんが手でグルグル回してくれる。最初に吉村さんが中に座り実演してくれて「目が回った……」と数分グロッキーになっていた。自分の時は適度なところで止めてもらわないと、すごく目が回ってしまうぞ。

写真:陽気ハッスルランド

 人工芝での「パターゴルフ」は、グリーンが木の根でとてもデコボコになっているので難度が高い。ラインを読むことは絶対に不可能だ。

 「ハンモック」は側のロープを引っ張って、自分で揺らすことができる。人気の高いアトラクションの一つ。木陰で揺られながら乗るハンモックは気持ちよかった。

写真:陽気ハッスルランド

 「野球ボール的当倒し」はいわゆるストラックアウトだ。的は当たっても取れないこともあるし、フレームに当たっただけで全部取れることもある。的をそのままにボールで蹴って狙うと、「サッカーPKシュート」というアトラクションに早変わりだ。

写真:陽気ハッスルランド

 ボールが当たって外れた番号は、自分で付け直す。片付けまで自分でやりきることが、遊びの基本だ。

写真:陽気ハッスルランド

 野球ボール的当ては年齢で不公平にならないよう、学年やキャリアで投げる距離が決められている。どの年代の人でも楽しめる親切ルールだ。

写真:陽気ハッスルランド

写真:陽気ハッスルランド

 バトミントン、竹馬、スマートボール、射撃などができる多目的広場もあるぞ。

写真:陽気ハッスルランド

写真:陽気ハッスルランド

 「ライフルシャゲキ」は、お祭りで使うような空気銃で遊ぶ。鳥の形をした的を狙って当てる。発射された弾はヘロヘロで、放物線を描くので当てるのが難しい。

 広場の横にある癒しの小屋には応接用の和室がある。小屋の中には滝が流れ、亀や魚が買われている。トラのぬいぐるみをはじめ、訪問客からのプレゼントが所せましと置かれていた。

写真:陽気ハッスルランド

 「水中運試し(コイン)」は十円玉を水を張った衣装ケースに投入した後、自分で手を入れて十円玉を回収しなければならないから、タオルのような腕を拭く道具が必須だぞ。

写真:陽気ハッスルランド

 幸せの鐘は鳴らすとハッスルランド中に幸福になりそうな音が短く響く。

写真:陽気ハッスルランド

 漂白剤の容器で打ち合う「ピンキューホッケー」は吉村さんとのタイマンだ。軽い陽気でピンポン玉を打つのでケガの心配もない。

写真:陽気ハッスルランド

 「人工虹発生装置」この日は残念ながら虹を見ることはできなかった。池は釣り堀になっており、ヘラブナなどを釣ることができる。しかし水が濁っているので、池の底にいる魚が水面に撒いたエサの気配に気づくのに相当時間がかかる。30 分以上は覚悟すべき。気長に楽しもう。

 陽気ハッスルランドの名物といえば「陽気ラーメン」。そのオリジナリティあふれるレシピと、未知の味で訪問者の感情を大きく動かすラーメンだ。私は特別にその作り方を見せてもらった。

 スープは、だしの素に「コーラ」「マヨネーズ」「桜えび」のみ。衝撃的。麺は焼きそば。これで硬めに茹でた中太麺のような良い感じの歯ごたえが出る。これにワカメ、白菜、業務スーパーの肉団子を入れたら完成だ。マヨネーズはそのままではスープと混ざらないので、焼酎のカップでシェイクして乳化させてスープに投入する。合理的。

 味は何とも言えない新感覚。美味いのは美味い。コクというか、味の柱も口の中で探すと確かに見つけられる。でも調理中ずっと気になっていた。お父さんそのカップと包丁、いつから洗ってないんですか……とは聞けなかった。でもコーラでスープの味に深みができる(ような気がする)し、マヨネーズで全体的なまろやかさが出る。出汁は桜えびと肉団子からも出ていた。本当に。奇跡的なバランスで成り立っているラーメンだった。

写真:陽気ハッスルランド

 ここが陽気ハッスルランドの厨房だ。

写真:陽気ハッスルランド

 顆粒のだしの素をお湯で溶く。

写真:陽気ハッスルランド

 陽気ラーメンのスープに欠かせないコーラ。ダイエットコーラだから健康にもいい!と自信満々に言っていた。確かにコーラのおかげでしっかりとした風味になっていた。

写真:陽気ハッスルランド

 もう一つの主役。マヨネーズ。普通に投入するとスープになじまないから、スープを適量入れた焼酎のカップでシェイクして混ぜる。

写真:陽気ハッスルランド

 スープとマヨネーズを焼酎のカップで振って乳化させてスープになじませた状態。年季の入ったカップの様子がその信頼と実績を物語っている。

写真:陽気ハッスルランド

 白菜も入れてシャキシャキ食感の楽しさと栄養素も忘れない。

写真:陽気ハッスルランド

 完成!陽気ラーメン!うまそ~!

写真:陽気ハッスルランド

 陽気ラーメンの完成後、吉村さんが寝泊まりする小屋に招かれ、今まで出演したテレビ番組を鑑賞しながら語らった。奥さんのいる嵐山の実家に帰るのは、月に一度、お小遣いをもらうときのみ。お互いに理解しあってこの生活が成り立っているのだそう。

 この部屋は陽気ハッスルランドの宿泊施設でもある。遊ぶのがひと段落すると吉村さんが住む宿泊施設で吉村さんと一緒に夜を明かすことができる。2時間ほどランドの出演番組を見た後、吉村さんは喋る。喋りまくる。吉村さんの生い立ち、陽気未来号、そして経営、自作の宗教「甘露台」について。その内容は現地でのお楽しみだ。

写真:陽気ハッスルランド
写真:陽気ハッスルランド

 甘露台で重要な要素を表している「水」「火」の文字。

写真:陽気ハッスルランド

 自作宗教について説明してくれる吉村さん。内容を見ると、天理教の影響を受けているのかな。

 大病を機に経営していた建設会社を譲り、現場で働き続けた50年のキャリアを活かして独力での陽気ハッスルランドの設立に取り掛かった吉村さん。それは幼い頃行くことができなかったテーマパークを自分で作り無料で開放することで、あらゆる人に訪れてほしいという夢と願いが込められたパラダイスだった。大病を患らってから10年、翌年75歳になる(2018年訪問時)のを機にネットでの宣伝にも力を入れていくそう。吉村さんはその身尽き果てるまで、訪れる客をもてなしたいと言っていた。

写真:陽気ハッスルランド
写真:陽気ハッスルランド

 この陽気ハッスルランドの魅力を掲載しまくった軽トラ「陽気未来号」で地元の方と交流されたり、ハンバーガーなどの移動販売もされているそう。

 吉村さんは訪問客と一緒になって遊ぶのが本当に楽しい、生きがいだと言われていた。陽気ハッスルランドのアトラクションは今も現在進行形で増え続けている。このブログで陽気ハッスルランドに興味を持った、あるいは情報が少なすぎてよくわからないという人がいるだろう。そんな人は京丹波町の近くに寄ることがあったらぜひ陽気ハッスルランドを訪れてほしい。というより、陽気ハッスルランドのために京丹波町を訪問する価値がある。それくらい魅力的な方だった。

2018年4月訪問

「陽気ハッスルランド」について

アクセス :京都縦貫自動車道 京丹波みずほインターチェンジから車で10分くらい
住所   :京都府船井郡京丹波町八田佛谷12

公式HP   :http://www.kyotamba.org/%E9%99%BD%E6%B0%97%E3%83%8F%E3%83%83%E3%82%B9%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89/(京丹波町観光協会HP)
営業時間 :10:00~17:00(変更になる可能性あり。先着の予約優先。宿泊希望の際には事前連絡が必要。)
定休日  :原則、平日
料金   :無料(車の場合、借地である駐車場の維持管理のため500円必要。)