東武東上線の大山駅近く、ハッピーロード大山商店街を抜け、川越街道を渡った場所にある中華料理店『丸鶴』
この店はチャーハンの超名店と言われている。客の9割がチャーハンを頼んでいる気がする。全体的に油が絡みまくった、オイリーなチャーハンなので、丁度いいの半歩超えたくらいの満足感が得られる。いつ食べても美味しい。
そんな丸鶴の名物がチャーシューチャーハンとレタスチャーハンだ。客の9割が頼むチャーハンを頼む客のそのまた9割は、レタスチャーハンかチャーシューチャーハンを頼む。理由はこの2つがハチャメチャに美味しいから。
見てくれこのチャーシューの量。ご飯と同じくらいの量のチャーシューが入ってるんじゃないかと思う(錯覚)
チャーシューチャーハンの具材は卵、チャーシュー、ご飯だけ。男らしさを感じる。ザ・チャーハンだ。チャーハンからは油と塩っ気と香ばしい出汁醤油を感じて脳汁が出まくる。なによりチャーシューのブロックがデカいので嬉しい!
そしてこのチャーハンにレタスが加わるとえらいことになる。食べるのが楽しい!レタスって炒めるとシナシナになるはずなのに、なぜこのチャーハンのレタスはシャキシャキなんだ?大きくざく切りにされたみずみずしいシャキシャキ食感のレタスと一緒に、しっとりとした濃いワンパク味のチャーハンを一緒に食べると、口の中で化学反応が起こる。思い出すだけでよだれが出る。
チャーハンは大盛りにするとデカい長方形の皿に乗って出てくる。ご飯って丼の上に山盛りで出されるより、平たくドッサリ敷かれて出てくる方がインパクトあるなと感じた。量が多くなっても、変わらずメチャウマチャーハンなので良い感じに腹を膨らませて完食できるよ。
チャーシューチャーハンもレタスチャーハンも大人気だけど、いつも私が頼んでしまうのが「とび子チャーハン」
その理由は、私が魚卵自体そもそも大好きなことと、鮮やかな見た目が好きだから。まるでチャーハンの上に宝石が散りばめられているよう。
味は意外ととび子のさっぱり加減と出汁醤油が効いた濃い味のチャーハンが合う。当然だった。とび子のおかげでチャーハンの油っぽさが軽減されてレンゲが止まらなくなる。食べていて疲れない。しかもとび子のプチプチ食感を、チャーハンを口に運ぶたびに感じまくれるので食べていてすごい楽しい。
チャーハンの上にぶっきらぼうな感じにとび子が盛られている様子。たまんないね。
インスタ映えとはまた違う”映え”を感じるね。
丸鶴のランチライムは、店が「心を込めて点てた」自家製アイスコーヒーを一杯無料で飲める。チャーハンが美味いだけでありがたいのに、そんなサービスまでしてくれるなんて感動するよ。濃い味に慣れた舌に、キンキンに冷えて苦みを感じつつもスッキリとしたアイスコーヒーを飲むと口の中も心も洗われるような気分になった。
アイスコーヒーのグラスはクーラーボックスの中に入れられて常に冷やされている。その心遣い、心に染みる。夏の暑い日に外回りした後に丸鶴でランチをするとき、毎回このサービスに感動して胸にこみ上げてくるものを感じている。
そんなチャーハンがハイパー美味い丸鶴。もちろんニラソバやタンメン等のチャーハン以外のメニューを注文する常連もいる。理由はただ一つ、チャーハン以外のメニューすげえ美味いから。
ちなみに丸鶴の店主のご子息は元カリスマホストの城咲仁。多くの女性を魅了し、料理タレントとして活躍しつつ今では有名スペインレストランを統括している彼のルーツは、大山で働く人々の食欲を惹きつけるこの店にあった。納得。
2015年8月初訪問
「丸鶴」について
アクセス :東武東上線 大山駅から 徒歩8分くらい
住所 :東京都板橋区大山西町2-2
営業時間 :11:00~15:00(月・火・木)
11:00~15:00/17:00~22:00(水・金・土)(日曜休)
参考HP :https://tabelog.com/tokyo/A1322/A132203/13142320/(食べログ)
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