秋葉原で何食べようか迷っている君、一回だけ俺を信じて『あたりや食堂』でオムらい飯を食べてくれ【秋葉原】

オムライハン 千代田区

 秋葉原って数年前までは自分が好きなご飯を食べられるお店が限られてたから、ついつい新しい店の開拓に尻込みしがちな人もいると思う。
 「ガツンとジャンクな食べ物を食べたいけど、いつものラーメン屋とかチェーン店は飽きちゃったぜ……」 そんな人はこの投稿を読んで、一回だけ私を信じて『あたりや食堂』に行ってみてほしい。一回だけでいいから!一回だけ!

 秋葉原のあたりや食堂の名物は、宮崎県出身の創業者が開発したあんかけご飯『雷々(らいらい)飯』。 これにオムレツをトッピングすると『オムらい飯』にすることができる。昔はメニュー表にオムらい飯なんてなかったから、裏メニューを頼んだ的な気分になって嬉しかったけど、 何年もみんなオムらい飯を頼むから、今はグランドメニューになっている。口に出して読みたい日本語「オムライハン」。

 そもそもオムレツのトッピングって珍しいよね。カレー屋さんくらいでしか見たことがなかった。オムレツのおかげであんかけの辛さがマイルドになって、スプーンが止まらない。鶏ガラベースのスープの中のニラとニンニク、ピリリと一味唐辛子が効いて元気が湧いてくる。他にもあんかけには、さつま揚げや大きくカットされたたまねぎ、豚挽肉もたっぷり入っていてとても満足する。本当に美味しいよ。

オムライハン
雷々飯にオムライスをトッピングしてオムらい飯 1000円

atariya

雷々麺
オムライストッピングなしの雷々麺 730円

 私は雷々飯が好きだけど、あんかけラーメンの「雷々麺」も食べている人が多い。麺はチャンポン麺を使っていて、麺ののど越しや重量感がたまらない。もちろん雷々麺にもオムライスをトッピングすると美味しい。

オムライ麺
あんかけのプールの下に、ちゃんぽん麺が隠れている。

雷々麺
ボリュームタップリの太麺にあんかけがよく絡んでうれしい。

 あたりや食堂はもともと宮崎県で70年以上前から営業をされていた店。雷々麺のようなあんかけメニューは創業した店主の祖父が考案されたとのこと。2011年に東京に進出して女性が入りやすいお店づくりを目指されていただけあって、店内はいつも明るくて綺麗。でもお客さんはいつも男性ばかりな気がするよ。男好みの味だからそうなっちゃうのはわかる。

 秋葉原には正統派の美味しいご飯屋さんも多くて、そちらにも行きたい気持ちはあるけれども、一回だけオムらい飯のような個性的なメニューも味わってみてほしい。一回だけ!たぶん二回目、三回目も行くよ。

 どうでもいい話なんだけど「秋葉原」って地名がある場所は実は台東区で、みんなが思い浮かべる秋葉原は外神田という地区で千代田区なんだね。知らなかったよ。

2016年3月初訪問

「あたりや食堂」について

アクセス :いろんな線の秋葉原駅から徒歩5分くらい 都営地下鉄新宿線 岩本町駅から徒歩3分
住所   :東京都千代田区神田須田町2-15-3 215ビル1階
営業時間 :11:00~15:00/17:00~22:00(月~金)、11:00~20:00(土・祝日)(日曜休)
公式HP  :
http://atariya.ciao.jp/