なぜか粗品がもらえてしまう喫茶店『旅苑』【都留市】

旅苑 グルメ

 富士山が近くてとても大きく見えることが自慢の山梨県都留市。富士山に近すぎることが仇になって、手前の山が邪魔で肝心の富士山が見えない場所が多い都留市。山も人もちょうどいい距離を保つことが大切だね。そんな都留市の老舗純喫茶『旅苑』はほんの少し変わっている。いや、だいぶ変わっているかもしれない。それは、粗品がもらえてしまうから。

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扉を開けてすぐに感じる。「この店は他とは違うぞ。」

 入り口の扉を開けると、豪華な柄の、壁と天井がふかふかそうな玄関ホール(?)に入ることになる。この時点で普通の喫茶店とは少し違う雰囲気であることを肌で感じるはずだ。

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 玄関奥に書かれているメッセージカードには、やたら「粗品」の文字が書かれている。どうやらこの喫茶店は粗品をくれるらしいということはわかる。

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 ワンタツ子ってなんなんだ?と思っていたらワンタッチだった。それでも意図はわからないが。あとやたらと女性へ粗品を渡したい感がビンビンに伝わってくる。

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レトロな店内

 簡素な外観からは予想もつかない、色褪せていながらもキラキラとした店内には、お年を召した店主とその奥さんがいらっしゃった。物腰柔らかく、どこでも座っていいと告げられたので、一番奥の席に座らせてもらった。年季の入ったビロード生地の椅子に座ると、ベコンと思った以上に座面が沈んでビックリしてしまった。しかしそれも、長年地元で営業を続けてこられた証ということで、趣きがあっていい。玄関もそうだったけど、防音室以外でこんなにふかふかな壁と天井に囲まれた部屋は初めて見た。

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 創業当時は相当の高級感だったんだろうなと思わせる、かなり気合の入った内装。

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とにかく粗品を差し上げたいという気持ちが強い

 さて、どのドリンクを頼もうかなとメニューを見ると、ものすごく悩んでしまう。ウインナーコーヒーだけでA,B,Cとある。そしてほとんどのメニューに粗品がセットで付いてくるのがわかる。オトーシや粗品の有り無しで値段が細やかに分けられていた。普通の喫茶店ではメニューに粗品なんてついてこないはずだけど。 理由はわからないが、ドリンクを頼んだり、女性客だと粗品がもらえる嬉しい喫茶店だ。 メニュー名の頭に付いている赤い丸と緑の丸には、特に意味はないそう。オススメマークかなと思った。

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 5名以上でウインナーコーヒーを注文したとき可能になるアミダクジも、ワンタッチメニュもすごくすごく気になる。 店内のあらゆる貼り紙や看板から、ウインナーコーヒーを飲ませたいという気持ちと、粗品を客に渡したいという気持ちが伝わった。

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 これだけウインナーコーヒーを推されていたら頼まないわけにはいかない。同行者に粗品が付いてくるウインナーコーヒーAを注文してもらった。カウンターの中で店主がゆっくりとコーヒーを淹れてくれる。生クリームたっぷりのウインナーコーヒーが目の前に置かれたあと、お待ちかねの粗品も渡された。粗品とはボックスティッシュだった。普段の生活で必ず使うものだから嬉しい。私も一口もらって味わった。さすがにこの店一番のおすすめというだけあって、美味しいウインナーコーヒーだった。同行者は女性だったので、粗品を2つも貰えた。お得!

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 クリームソーダもおすすめだということで私が注文すると、これにも粗品のボックスティッシュがついてきた。うれしい。くすみつつありながらも色とりどりに光る店内では、クリームソーダのパステルなメロン色が映える。

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 他のメニューを頼むとどうなるのか。メニューにはない自家製ドリンクも多くありそうで、気になって気になってまた訪れたくなる喫茶店だった。一つだけ言えることは、こんな喫茶店、他のどこにもないよ。コーヒーとクリームソーダを飲んだだけで、ボックスティッシュを3箱も持って帰ることになるんだから。

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2020年7月訪問

「旅苑」について

アクセス :富士急行 谷村町駅から徒歩5分くらい
住所   :山梨県都留市上谷4丁目1−10

営業時間 :12:00 ~ 22:00
参考HP   :https://www.porta-y.jp/gourmet/47646(PORTA