空白の可能性を秘めた巨大な無人空間『コトノハコ神戸』【神戸市】

コトノハコ神戸 珍スポット

 新神戸駅には直結して、地上37階の新神戸オリエンタルシティがそびえ立ち、4階から上はANAクラウンプラザホテル神戸がある。そして、その建物の3階から地下3階部分は、開業時から人の気配がないことで有名な巨大商業施設『コトノハコ神戸』だ。

コトノハコ神戸

本当に立派で、本当に人の気配が無い。

 本当に立派な施設で、今回はそのコトノハコ神戸の様子を一部だけだが紹介したいと思う。

 地上から見た様子。吹き抜けになっており、がらんとしている。

 ANAクラウンプラザホテル神戸に直結しているのに、人間が全く見当たらない。ホテルに宿泊している人はどこに行っているんだ?

コトノハコ神戸

 ただ、立体的で非常にダイナミックなコトノハコ神戸の構造は、映画やドラマの撮影で好まれており、そちらの方面では活躍しているらしい。

コトノハコ神戸

 もはやただの巨大な〝空間〟だった。

コトノハコ神戸

 これだけテナントが空いているのは、新型コロナの影響でトドメを刺されて多くのテナントが撤退していたのためと思っていた。しかし、地元の人に聞くと、この状況でも10~20年前より入居しているテナントが増えたほうらしい。マジか。

コトノハコ神戸

 地下はもう様子を見ることもできない。

コトノハコ神戸

 これだけ広い何もない建物、みんなでかくれんぼして遊びたいね。

コトノハコ神戸

 同じような状況だった施設として、滋賀県守山市の明るい廃墟と言われた『ピエリ守山』が知られていた。同施設はサムティに買収され2014年に大幅リニューアル。H&MやZARA等の当時話題だったテナントを集めて復活を果たし、多少の入退去はあるものの地域のニーズに合致した施設となり安定稼働をしているそうだ。

 何も無いということは、これから自由に創造の余地を持つ無限の可能性を秘めているということ。ポテンシャルの高いコトノハコ神戸ならまだまだチャンスはあるぞ!

コトノハコ神戸

3年経過し、最近は少し盛り上がっている?

 柿の画像は、2023年1月現在のコトノハコ神戸の様子。

 店は増えたが相変わらず人がいない生きた虚無のコトノハコ神戸。これでもだいぶ復活してかなりの盛り上がりを見せてると思う。

コトノハコ神戸

 新神戸駅で新幹線を降りるたびに「今はどうなっているのかな?賑わっているのかな?」と気になりつい足を運んでしまうコトノハコ神戸。三ノ宮駅からも徒歩圏内。皆さんも神戸を訪れた際には是非訪問して体験してみよう。

コトノハコ神戸

2020年8月訪問

「コトノハコ神戸」について

アクセス :山陽新幹線・神戸市営地下鉄「新神戸駅」直結
住所   :神戸市中央区北野町1