夏の楽園・柏島で海の絶景と『お好み焼き きみ』のトコロテンを楽しんだってハナシ【大月町】

柏島 小ネタ

とにかくきれいな柏島の海

 高知県の最西端といえる場所にあり、超キレイな海でおなじみの高知県大月町にある柏島。多くの人々がこの素晴らしい海を訪れ、SNS映えのために写真を撮りまくり、夏の思い出を作っている。

柏島

 黒潮がぶつかる柏島の海水は暖かく、透明度も抜群で快適な海水浴が楽しめる。海が透明すぎて、船が宙に浮いているように見える画像は、SNSなどで見たことがある人も多いだろう。私が訪問したのは8月末ごろだったが、クラゲなどもいなかった。

柏島

柏島の海の豊かな生態系

 豊後水道と黒潮の流れがぶつかる海域に面しているため、柏島の海には、約1000種類の魚類が生息していると言われている。軽くシュノーケリングを楽しむだけでも、たくさんの生物や美しいサンゴを見ることができた。すっと海に潜って海の生き物たちの様子を見ていたいと思う海だった。がんばって賑やかな海の中を撮影しようと試みたが、私のスマホではうまいこと撮影ができなかった。KUYA SEA。

柏島

 世界的なダイビングスポットだけあって、プロのガイドが案内するツアーも多数あるので、初心者でも安心してダイビングをすることができる。魚たちが泳ぐ姿や色鮮やかなサンゴ礁を楽しみながら、心癒される時間を過ごそう。

島の集落でのんびり散策

 柏島は、海の美しい景観だけでなく、近くの集落を歩くことも楽しい時間を過ごすことができる。

柏島

 島の集落にはくつろいでいるネコが多い。路地を歩けば常に視界にネコがいる。

柏島

 柏島稲荷神社の大きなアコウの木

柏島

 海を堪能した後は、ゆったりとした時間を楽しもう。

 もし、柏島で津波から非難をするときには田中さんの畑に逃げろ!

柏島の海

 もしくは山の神の方へ逃げろ! 山の神なら不思議なパワーで加護を得られそうだ。田中さんの畑も山の神に並ぶ不思議な力があるのだろう。

柏島の海

お好み焼き きみで食べる、きみさんの絶品トコロテン

 柏島で食べてほしいのが、『お好み焼き きみ』で食べられる、島本貴実さん手作りのトコロテン。1杯400円。夏限定のメニューだが、夏の暑い時期に、店の裏庭の大釜で原料となる柏島で採れた良質なテングサをグツグツ煮て作る真心こもったトコロテンだ。

お好み焼き きみ

 水洗いと天日干しを4回ほど繰り返してから大釜まで煮るという手間が欠けられたトコロテン。注文をすると型に入れて冷やされていたトコロテンを、きみさんが目の前で押し出してくれた。少し甘みを感じる自家製のカツオだしとみりんの旨味が感じる。薬味としてショウガ、大葉、ゴマが乗せられており、柏島で遊び倒したあとの体と心にしみる味だった。シンプルだが一度食べたら忘れられない。

 お好み焼き きみは、44年前に開店以来、地元の人に親しまれ続けている。店内にはきみさんへの感謝のメッセージがいたるところで見ることができた。夏場はトコロテンとかき氷を楽しむことができる。定食メニューが今現在提供されているのかについては、質問するのを忘れてしまい、知ることができなかった。

お好み焼き きみ

アクセス

 四国の中でも高知へはアクセスが良くないと言われるが、その中でも柏島へのアクセスは、高知龍馬空港からも、愛媛の松山空港からも車で3時間かかるという場所にある。(宿毛駅からは車で30分くらいで行ける)弾丸で行こうとするとかなりツラい思いをするので、日程の余裕をもって訪問計画を立てよう。

 柏島周辺には観光客向けの素晴らしい宿泊施設がたくさんあるが、宿には帰って寝るだけなので、リーズナブルに泊まりたいという人には、おすすめの宿がある。柏島から車で20分程度の場所にあるダイバーと遍路客ら御用達、素泊り2,500円、夕食付き宿泊で4,000円と爆安の宿『幡多郷』だ。この記事を見てみて興味を持った人はぜひ利用してみてほしい。

柏島

 美しい海と豊かな自然、和やかな集落、おいしい地元グルメに囲まれた柏島で、忘れられないステキな思い出を作りをしよう。

2020年8月訪問

「お好み焼き きみ」について

アクセス :土佐くろしお鉄道 宿毛駅から車で30分
住所   :高知県幡多郡大月町柏島149−2
営業時間 :9:30くらい~18:00