最近北千住すごいよね。私は知らないけど20年以上前まではかなりの下町で、雑多な街だったのが、今では北千住駅がドでかい最強の乗換駅になって、つくばエクスプレス沿線躍進の相乗効果でイケイケ。住みたい街ランキング上位になって、古き良き老舗の合間に若い人向けの新しい店が発生しまくっている。ちなみに「北千住」って地名はないんだって。
そういうわけで最近の北千住は飲みに行くたびに新しい発見があって面白いのだけど、ひときわ異彩を放つ店が北千住駅の西側、旧日光街道沿いにあった。道のわきに置かれた真っ赤なの看板がある方向を見ると、上には「路地の向こうは、外国でした。」 コロナ禍で外国への旅行がいけない状況である昨今、国内で外国へ行けるなんてありがたいね。


路地裏を覗いてみると、かなり奥のほうにライトで明るく光らせている店があった。まぶしい。

「この中は、タイです。」 マジかよ。確かめるしかない!と思い入ったのがタイ屋台酒場『カオヤイ』だった。この垂れ幕、明らかに私たちを誘っているね。タイ語で美味しいという表現で「アロイ」って言うんだけど、それを「アロい」と日本語風に表現しているのがいいなと思った。私も今度から使っていきたい。
店内は彩度高めな赤、緑、黄、青とかなり派手。

メニューはどの料理もイラスト付き。料理の内容と辛さも解説されているのが、タイ初心者にも優しい嬉しい店だったそういう心遣い、うれしいね。


看板メニューはクンオブウンセン、ガイヤーンだそうなので、私もそれに従いこの2つとソムタム・イサーンを注文した。
私は実はタイをあまり知らない。ソムタム・イサーンを食べて、この大根うめえ!タイの大根うめえ!と喜んで食べていたのが青パパイヤで少し恥ずかしかった。 逆に考えると、大根の代わりに青パパイヤを使うのもきっとアリだと思う。ビールにはパクチーを入れてくれて、爽やかな味になって好きになった。 店内は和気藹々。大画面でタイのYouTuber映像が流れてて、タイの現地食堂や屋台の雰囲気を見ながら食べられる。


注文してしばらく待って出てくる。クンオブウンセンとガイヤーン。めっちゃうまい。ビールととても合うね。どちらも辛くなくて、辛い料理が得意ではない私でもペロリだった。エビや肉の旨味がたっぷりだからどんどん食べちゃう。そのままでも美味しいのに、ソースを浸けると、もうたまらないよ。



カオヤイの料理は、タイ東北部のイサーン料理の名店や、現地屋台から伝授された本場のレシピを再現しているとのこと。路地裏にあることと、派手派手な店の雰囲気で入るのをためらってしまうかもしれないけれど、北千住で飲むときに、「今日は趣向を変えて、タイ料理を楽しむかァ~!」という気分の日には最適なお店だと思った。また友人と訪問したい。「北千住でタイに連れて行ってやる」と誘って。
2021年2月訪問
「タイ屋台酒場 カオヤイ」について
アクセス :北千住駅から徒歩5分くらい
住所 :東京都足立区千住3-36-3
営業時間 :11:30 ~ 15:00 / 17:00~22:00(年末年始休)
参考HP :https://tabelog.com/tokyo/A1324/A132402/13253365/(食べログ)