高地に来たなら絶対行きたい、柏島の海
宮崎県のテレビ番組が映る場所があるらしいくらい高知県の西端にある大月町。でも宮崎県は高知県よりもテレビ局が少ないので意味がないみたい。しかし高知県大月町は柏島という小さな島をはじめ、遠くから望むと鮮やかななエメラルドグリーン、近くから覗くと透き通るような青さを持つ海があり、新鮮な魚介を味わえる素晴らしい地域だ。
海に潜ると、意外と深いのだが、その透明さから色とりどりの様々な魚たちを目の前で観察することができた。
もしかして限りなく透明に近いブルーって柏島の海のことか?と思うほどに青くて透き通った海だった。(あとで作品を読んだら爽やかな柏島には似つかわしくないダークな内容だった)
柏島で津波から非難をするときには田中さんの畑に逃げろ!
もしくは山の神の方へ逃げろ! 山の神なら不思議なパワーで加護を得られそうだ。田中さんの畑も山の神に並ぶ不思議な力があるのだろう。
十分な部屋、十二分な料理の宿『幡多郷』
夕朝の柏島の海を満喫するための拠点として泊まった宿が『幡多郷(はたご)』だ。国道321号沿いに急にあらわれる小さな建物なので見逃してしまうかもしれない。
素泊り2,500円、夕食付き宿泊で4,000円と爆安。なのに料理が超豪華。宿泊料、晩御飯込みで4,000円て採算取れてるのか? その値段から、四国を周って旅行しているライダーやダイバー、お遍路さんにとって非常に重宝されている宿のようだった。
宿泊部屋は六畳一間の和室。年季が入っている感じはするが、綺麗。夜はどうせご飯を食べてお酒を飲んで、長旅での移動や柏島で泳いで激疲れの体はすぐに寝てしまうだけなのだから、部屋の広さはこれで十分だ。
宿にお風呂はあるけれど、アメニティ関係はないので、タオル、寝巻、歯ブラシ等は自分で用意して来よう。ドライヤーやシャンプー、石鹸はある。宿にはダイバー向けに洗濯機はあるが、宿のすぐ裏にもコインランドリーがある。
部屋で少し休んで下の階に降りると、豪華な食事が待っていた。これで二人分。素泊まりで2,500円だから、料理は一人1,500円ということになる。ありがたい。 幡多郷に泊まってよかった。
車だとすぐに行けるけど、徒歩で行けるような近くの距離にはスーパーマーケットやコンビニは無いため、宿の中でこれだけ豪華な食事にありつけることは本当にありがたい。
目の前に広がる高知の海の幸。大大大満足だ。刺身の盛り合わせに使われる魚の種類は決められておらず、市場に出たその日の美味しい魚を料理してくれる。
幡多郷名物、ウツボのたたき。ぷりぷりでめちゃ美味しい。
食べた料理はどれもシンプルなのに、美味しかった。他の人の宿のレビューを見ても、料理、部屋、ご主人である二村さんの人柄、どれも絶賛だった理由がわかる。
宿は居酒屋としても経営されており、居心地がいい。もちろん、宿泊せずに居酒屋だけの利用も可能。
朗らかで、ちょうどいい距離感でご対応してくださるご主人から、柏島のベストスポットやこの宿を訪れたお遍路さんのお話などを聞いて盛り上がった高知の夜だった。
事前に相談しておけば、釣った魚を捌いてくれるサービスもある。自分が捌いた魚をすぐにプロが捌いてくれる。こんな嬉しいことはないね。
これで1泊4000円って、今でも不思議だ。
車で20分程度で、写真映えしまくりバズりまくりでお馴染みの柏島へ出ることができる。
幡多郷では朝食が無いので、9時30分までの好きなタイミングで宿を出る。私は前日に近くのナイスなローカルスーパー「ママショッピングセンター」で買ったご飯を食べながら柏島に向かい、ブランチに激ウマなところてんを食べた。
出発するときには、とても名残惜しくなってしまう海だった。
ママショッピングセンターと柏島のメチャウマところてんについては、後日詳しく書きたいと思う。
ハイシーズンは柏島のすぐ近くの宿が埋まっていたり、かといって栄えている宿毛まで行くのも面倒だったりする。そんなとき、そうでなくとも、幡多郷は柏島観光の拠点とするにはおすすめの宿だった。
明神水産 わら焼き カツオ タタキ 2節500g 高知県 タレ ニンニク ショウガ付き 産地直送2020年8月訪問
「幡多郷」について
アクセス :土佐くろしお鉄道 宿毛駅から車で15分くらい
住所 :高知県幡多郡大月町弘見1379−1
公式サイト:http://hatago.boy.jp/