※この記事は2018年~2020年時点での情報です。
※写真が大量の記事です。
こんにちは、肉愛好家の皆さん。よかったですね、この記事を見つけることができてあなたたちはラッキーだ。
〝安くて美味い焼肉店〟 みんなの憧れだ。この言葉を体現した最強焼肉店が相模原市にある。今回は、相模原で地元だけでなく日本全国から客が訪れるという焼肉店『はせ川』についてほんの一部だけになるが紹介する。はせ川のメニューは良い意味で裏切られまくることになる。
はせ川は、遠方から確実に訪問するには電話予約をしなければならないのだが、何度電話をかけても繋がることはない。私も訪問するときには誇張なしに数十回も電話をかけている。(裏ワザはあるにはあるが……)
そんな予約困難店で有名なはせ川だが、実はその肉や料理の値段がボリュームに対してお得すぎることでも話題になっている。さっそくその魅力をご紹介していく。
目次
はせ川の魅力その1:地元の常連客を大切にする姿勢
まずは、はせ川がなぜ予約困難店になっているのかを説明する。それは、〝今、来ている客〟を大切にしているからだ。はせ川は店に来ている客を優先しすぎて、予約の電話に出ない。お店の方も電話が鳴っているのはわかっているが、出ない。お店側としては、常連客や地元客にしっかりとサービスを提供したいという気持ちからくるのだろう。しかし、これが新規のお客さんにとっては、予約が取れなくて困ってしまう一面もあるが、客は店に予約をさせていただく立場なので甘んじて受け入れよう。
運よく電話を取ってもらって、訪問可能日が2か月後、3か月後ということもざらにある。それほど熱烈に愛されている店なのだ。地元客やどうしても確実に予約を取りたい人は、お店に訪問して予約を取っている。
この数年特に予約を取りにくいなと思ったら、2020年から食べログの百名店に認定されていた。これは仕方ないね。
はせ川の魅力その2:ボリューム満点でお値打ち価格!
はせ川のもう一つの魅力は、肉や料理の値段がボリュームに対してリーズナブルすぎること。この店で大人数で飲み会をして、5,000円以上支払うことになったとしたら、大したもんだと思う。
はせ川の肉
まず見てほしいのが、このヒレ肉、馬刺しのお寿司、ザブトン、上タン。全部2人前だけどこの量。8人で行ってみんなで食べられる。こんな姿で持ってこられたらマジテンション上がるよな。 これみんな1人当たり換算だと400円もしないんだぜ。
高くそびえる山のように積まれたヒレ肉は大迫力だ。
ガマンできなくて最初に頼んじゃう馬肉にぎり。
肉にはサシが入っていて、シャリとともに口の中でほどけていく。
ザブトンはザブトンというか、マットレスぐらいの印象を受ける。
上タン。デカくて分厚い。歯ごたえも旨味も十分すぎるくらいに味わえる。
日によって、出てくる肉の様子が違うのも面白い。
ホルモン関係はハチャメチャに安い。 一人前100円、チキンでも200円ってどういうことだ。少し悩むが、食べてしまうと美味しいからどうでも良くなった。ホルモンは丁寧にした処理がされていて、お上品な味になっていた。
大動脈、コリコリでお気に入りっす。
ホルモン
ハラミは680円だが、はせ川で680円ということは、すごい美味いということ。
迫力ある。
トモサンカク。うまい。はせ川ではミスジ等の希少部位もたくさん食べることができる。
やっす。
あぁ^ 〜馬刺しが一人前で680円っすぅ^ 〜。
はせ川では馬刺しのシャトーブリアンも食べられるそう。普通の赤身でこんなに美味しいのに、シャトーブリアンはどれだけ美味しいのだろう。
ラム肉も食べやすくて美味い。牛肉以外もかなりレベルが高い。
食べるたびに美味い!美味い!と盛り上がっていると、マスターは「良い肉を使っているんだよ。でも他のインパクトが強すぎて褒めてもらえない」とおっしゃられていた。そんな事ない!とてもお肉美味かったので、皆もはせ川で肉を食べて美味しいと感じたら大声で良い感想を伝えよう。
驚異の一品料理
マスターがおっしゃる「他のインパクトが強すぎて」というのは一品料理のこと。はせ川のサイドメニューや一品料理のメニューが書かれたカラフルな画用紙が、壁のすべての面を覆っている。
どれを注文すればよいのか迷ってしまう。
はせ川のようなお得な価格帯のメニューだと、1,000円を超えるメニューがとても気になってくる。
希少部位の肉は、どのような肉なのか説明書きがされている。とても親切だ。せっかく食べる高級肉をぼーっと食べるわけにはいかないものね。
大人のオムライス?インスタ映えするラーメン?気になるメニューをこの中から選んで頼むのもはせ川での一つの楽しみだ。 肉のインパクトもすごかったが、この一品料理たちがとんでもない奴らだった……。
衝撃のオムライス
どうしても気になるのが「大人のオムライス」〝本日はウニです〟と聞いて、ウニ風味なのかな〜って軽く考えてたのが甘かった。
味付けされたライスの上にウニを一箱丸ごとドン!更にふわトロオムレツをかぶせる。しかもビッグサイズすぎて、8人で分けても余りそうな量だった。
強烈なウニの旨味と風味を感じるから皆で「ウニが!ウニが〜!」って言いながら貪り食べた。1つで1200円なので8人で割ると、1人あたり150円……マジで???
丸ごとトリュフ350円
キノコのバター焼き(350円)にはトリュフが塊で入っていた。メニューには一言もトリュフなんて文字はなかった。予想外すぎる。粉じゃないトリュフを生まれて初めて食べた。
カルピスバターとトリュフ入り醤油で味付けをして食べる。贅沢だ。
驚愕のラーメン
はせ川にはとんでもないラーメンが二つある。
まず度肝を抜かれたのが『濃厚ウニトンコツラーメン』900円。最初ウニが二箱入ったデカい豚骨ラーメンを置かれてスゲ〜ッて思ったが、更にアグー豚の乗った豚骨ラーメンを置かれた。
「頼んだのはラーメン一杯ですけど?」と店主に聞くと「ウニとトンコツのラーメンだから」と説明された。なぜこれで900円??
さらに驚いたのが、はせ川が「インスタ映え間違いなし!」と豪語する『皇帝(エンペラー)ラーメン』だ。
スッポンを丸ごと使い丁寧に煮込こまれたスープに、甲羅が丸ごとぶち込んである。これで900円。
ウソだろ。どうして。しかも美味しい。ラーメンというか鍋かと思うくらい量が多い。
これが本当のスイーツパラダイスだ!
肉もおかわりしてるし、腹一杯になって、シメに食べなきゃいけないよねと軽い気持ちで頼んだ『アイスとフルーツ盛り合わせ(時価)』 。これは心して注文しなければならなかったと反省した。
店にある果物全部並べたんじゃないかって量が来た。アイスの味も16種類。やばい。しかも全部美味しいので、みんな無心で食べた。圧倒的な量を目の当たりにして幸せなはずなのに、肉を食べすぎたが故に心が折れそうになる。でも美味いから食べてしまうのだ。そして1人当たり300円。店はどういう計算をしているんだ??
ドリンクページに載っている謎のメニュー。パピンスも頼んだ。
キンキンに冷やされた石の器の中に何種類ものアイスが入っていて、その上に何種類ものフルーツが盛り付けられていた。何種類かわからない。たくさん。とにかくいっぱいの果物の味。美味しかった
また別の日に訪問をしたときには、フルーツ盛り合わせの反省を活かし、単品で様子を見つつ食べた。 『昭和のモンブラン』は350円でこのデカさ。ナウシカの王蟲のような、もののけ姫の乙事主のような迫力。
チョコマウンテンはマジでマウンテン。これも350円。 350円の概念がわからなくなってきた。ミントのケミカル感がいい味を出している。
はせ川を楽しむコツ
これだけ豊富メニューが、どれもボリューム満点なはせ川。たくさんの料理を楽しみたいときはぜひ4人~8人くらいでの予約をしよう。それでも胃袋は足りないと思うが。
予約が難しいはせ川だが、実はちょっとしたコツで予約が取れる可能性が上がる。例えば、これは私の肌感覚に過ぎないが、平日の昼間や夜の遅い時間帯に電話をかけてみると、比較的予約が取りやすいことがある。一番確実なのは前述のとおり、お店に直接訪問して予約の相談をすること。これは間違いない。常連客も帰り際に次の予約を直接取ってから帰っていた。
私たちが肉を楽しんでいる間にも予約電話が鳴りまくってだけど、一切電話には出ていなかった。仕方ないね。
あとできるならドリンク類もたくさん注文していこう。
お店の雰囲気
店内はお店の方の雰囲気が伝わるアットホームな雰囲気で、いつ訪問しても地元の人たちが楽しく会話を交わす姿が見られる。お店のマスターも親しみやすく、初めてのお客さんもすぐに打ち解けられるだろう。席はテーブル席もあるが、基本的には座敷席に通されると思って準備をしておいた方がいい。
食後にサービスで豪快な入れ方でコーヒーまでサービスしてくれた。 何度行っても楽しむ尽くすことのできない、ステキな体験を提供してくれる焼肉店はせ川。 何度も何度も訪れて、全メニューを制覇したい。きっと全てのメニューに最高が詰まっているから。
2018年10月初訪問
アクセス
「焼肉 はせ川」について
アクセス :小田急相模原駅から徒歩15分
住所 :神奈川県相模原市南区相模台4丁目11−6
営業時間 : 17:00~22:00 (水曜休)