世田谷のはじっこ。ほぼ調布市の千歳烏山。その昔、Mr.Bigのポール・ギルバートが住んでいたというこの地。子供たちはファミコンや漫画が利用し放題だった「中高生応援スペース オルパ」や、広大な敷地の割に雑木林が放置され内部の建物が全く見えないためにその林が「烏山のジャングル」として地元民に恐れられていた、上京してきた鹿児島県民が生活する寮「岩崎学生寮」など個性的な施設があったことでも知られる場所である。
そんな千歳烏山で個性的なパンを販売しているのが『木村屋』だ。木村屋では、パンにプリンとゼリーを直接突っ込んだ、名前もそのまま「プリンパン」と「ゼリーパン」が売られていた。
焼いたパンの窪みに生クリームを入れてプッチンプリンを乗せているだけ。しかし試行錯誤もされたらしく、くりぬいたパンの穴にはたっぷりの生クリームをのせ、プリンやゼリーの汁をパンに染み込ませない工夫があった。
なぜこのようなパンを売り出そうとしたのかを聞くと、「夏は暑くてパンが売れない…なら冷たいもの入れたら売れるだろう」という発想から、客の意見も取り入れて生まれたそう。でもプリンパンもゼリーパンも常温で陳列されていたよ。味はプリンとパンの味がして美味しかった。ただ、夏に食べたくなるかと問われると頭の上にハテナが浮かぶ。
木村屋では他にはオーソドックスなパンや、少し遊び心のあるパンも売られているので是非行って確かめてほしい。
パンを買ったオマケにうまい棒も2本プレゼントしてくれた。うれしい。もし自分が子供だったらまんまと通っちゃうね。
「シベリア」も売られていたよ。とても目に付いちゃうね。
2016年10月訪問
「木村屋」について
アクセス :京王線 千歳烏山駅から徒歩10分
住所 :東京都世田谷区粕谷3丁目30−14
営業時間 :7:40~19:00(土日は8:00~)(火曜、 第1・3水曜休)
参考HP :https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131809/13055119/(食べログ)