八尾市、久宝寺駅と八尾駅の中間あたりにある金属加工会社、吉村金属工業は、会社の建物がとても突き出ていて斜め。
同じような外観の建物のホキ美術館や坂本龍馬記念館は、床が浮いている部分の地面が低くなっていて、建物は水平だったが、吉村金属工業は明らかに建物が斜めである。従業員はここで働くことができるのか？ （余談だが写実絵画を専門に展示している美術館であるホキ美術館は、かなりおすすめの施設だ）
製造業の会社が、この角度で問題なく仕事ができているのか？ めちゃくちゃ気になる。 と思っていたら、過去にナニコレ珍百景で紹介されたことがあるらしく、番組HPに掲載されている情報（珍百景No.242「傾いた会社」 – テレビ朝日「ナニコレ珍百景」）で確認することができた。
この社屋は、自分の会社から新しい文化を発信しようと、太陽に向かうイメージでこのような形にしたのだそう。 “会社が傾いている”ということでこんなにポジティブな理由は初めてだ。
工場部分の１階はもちろん普通で、外から見ると完全に斜めになっている２階は、床が２段になっており、斜めになってはいないとのこと。 すごい。
２階部分を同番組の放送時（2008年）は芸術家の卵に貸し出しをしていたそうだが、現在はどのように活用しているのだろう。 正門には、「METAL-ART YOSHIMURA」とあったので、似た目的で活用していそうだった。
2024年１月訪問
「吉村金属工業」について
住所 ：大阪府八尾市跡部北の町１丁目３−１９
