珍スポット好きの人たちなら、何度か伊豆方面で宿泊する機会があるだろう。伊東市に泊まる。そうなったとき、魅力的な宿の候補がありすぎてどこに泊まればいいのかわからない。そんな人がたくさんいると思う。伊豆地方にはキレイなインスタ映えするホテルから老舗旅館までたくさん宿がある。そんな中で私が(個人的な趣味で)オススメしたいのが、伊東駅前で80年続く『梅屋旅館』。チャーミングな女将さん一人で営む老舗旅館だ。
手入れの行き届いた落ち着く店内
創業80年だけあって、館内は古さを感じるが、全く気にならない。綺麗に手入れ、掃除された館内を通り、一人旅には十分な大きさの部屋に案内された。素泊まりで4,500円。うれしいね。
現在はご主人が不在のため、女将さんが旅館を切り盛りされているとのことだった。そのため旅館でご飯は食べられなかったけど、伊東はさすがの観光地、駅前には多くの飲食店があるのでご飯には全く困らない。私にはうずわのたたきを食べる目的があったのでちょうどよかった。女将さんと話しているうちに、私の居住地には女将さんご夫婦も昔、住まわれていたことがあったということがわかり、ローカルトークでとても盛り上がった。
温泉×温泉 源泉かけ流し200%
この旅館の名物はなんといっても塩湯。天然の塩化物泉がドバドバと出ている。これをアルカリ性単純温泉と混ぜながら自分でいい感じにする。天然温泉に天然温泉を足して源泉掛け流し200%。1+1で200だ。10倍だぞ10倍!
塩湯がぬるめなので、混ぜるとずっと入っていられる最高の湯になった。たまんない。日帰り入浴も可能とのこと。
塩湯はすごくドバドバ溢れてきているので見てるだけでも楽しかった。勢いよく流れ出る水っていいよね。味はとてもしょっぱい。 塩湯が足りてきたなと感じたら、塩湯は浴槽の外に出しておく。
梅屋旅館には塩湯の他に、単純温泉だけの風呂もある。温泉によくある、天井に析出物がつらら状になっているの、とても好き。手前の方のつららは掃除した時に折れちゃったんだって。かわいい。
私は「まぼろし博覧会ファン有志の会」をまとめる齋藤氏に声をかけられて、「メイキング・オブ・まぼろし博覧会」という催しに参加し、東京から伊豆まで移動したあとに肉体を働かせまくっていた。そのためキレイな部屋、落ち着く館内、少し賑やかな外、気持ちいい温泉が揃うこの旅館で夜、布団に入ったときには脳から幸せ物質が出まくり一瞬で寝てしまった。あのハイパーフェイマス珍スポット、まぼろし博覧会での「メイキング・オブ・まぼろし博覧会」の楽しかった思い出については、後日また書きたい。
訪問した時も、お会計の時も、出発の見送りの時も女将さんのご対応はとても上品かつ細やかな気遣いがあって、安心するものだった。温泉で体が温まり、女将さんの気持ちのこもったおもてなしで心が温まる、また来たくなる旅館だった。おすすめの素泊まり温泉宿です。
2020年11月訪問
「梅屋旅館」について
アクセス :JR伊東駅から徒歩5分
住所 :静岡県伊東市猪戸1丁目6−5
予約 :電話のみ(0557-37-2112)
駐車場 :あり(2台)
備考 :日帰り温泉入浴は500円
参考HP :https://itospa.com/stay/detail_24017.html(伊豆・伊東観光ガイド)
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