青森県のローカルスーパーといえば、佐藤長やユニバースのイメージがある。しかし十和田市に1軒しかないが、地元の住民が毎日押し寄せる爆人気スーパーが『ヤマヨ 十和田店』。デカい店にデカい駐車場。ここに雪の日でも朝から晩まで車が出入りしている。
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店に入ってすぐの場所でダチョウの卵や肉が売られていてインパクトある。しかもちょっと売れてるし。
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広く、開放感のある店内。でも一見しただけだと普通のスーパーに見える。
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さすが青森県のスーパーだけあって、海鮮には力を入れているようだ。美味しそうな海の幸がずらりと並べられていた。
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![ヤマヨ十和田店](https://tanoshii-daisuki.com/wp/wp-content/uploads/2022/01/5AA8CF28-C4BA-4F9D-81ED-538DA65BFBAB-1024x768.jpeg)
美味しそうなお寿司も並べたそばから売れていた。しかも安い。都内だと1.5倍~2倍くらいの値段はする。
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他の商品の売り場をよく見ると、商品POPの文字、多くない?
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ぱっと見で文字が読めないくらい詰め詰めに商品説明やオススメの食べ方、調理法がPOPに書かれていた。
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特売をする日曜の朝は行列まで出来るヤマヨ。 店の最大の特徴は安さだけではなく、悪ノリさえ感じる店内のPOPだった。
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商品説明というか、もはや叫んでいるだけのPOPもある。
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「コンクリ食った?」「土食った?」およそ食品の販促に使うフレーズではない。
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青森弁で「すす太郎」はちょっと面白かった。津軽の人とかに「青森弁」なんて言ったら怒っちゃうかもしれないが。
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わかる
![ヤマヨ十和田店](https://tanoshii-daisuki.com/wp/wp-content/uploads/2022/01/C7B12C49-D4AD-4C30-8330-1A0F9E679315-1024x768.jpeg)
肉も寿司も同じくらい食べたいよ。わさびだけでかなりの売り場面積を取っていた。美味しい海鮮があるなら、わさびにもこだわりたいものね。
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ツイッター有名人のおかげで全国区の知名度になったマキシマムも、文字を詰め詰めの感想でアピールされていた。
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ヤマヨは特に肉売り場のPOPに力を入れている。ふざけているのか真剣なのかはわからないが、とにかく肉は美味しいんだということを伝えようとしていることは感じる。
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肉コーナーで画像の天丼してた。焼きそばだけど。
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とにかく肉コーナーは読ませたいのか読みにくくしたいのかわからないPOPが貼られまくっていた。そして買い物に来ているマダムたちは、POPなんて一切見ていなかった。安くて美味そうな肉がたくさん並べられているんだから、そちらの方を真剣に見てしまうよね。でも私みたいに面白半分で店に来る人も取り込めるのだから、良い戦略かもしれない。
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しかし、このPOPに文字詰め詰めで商品をアピールしていく売り方、どこかで見たことがあるような気がする。そう、熱量MAXの商品POPとスタッフ紹介、そしてなわ社長のマイクパフォーマンスでおなじみのひまわり市場に近いものを感じた。
店の奥側一帯はずっと肉が売られていた。
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ヤマヨでは特にタカヒロ(貴弘)という謎の人物が幅を利かせていた。順路に沿って店の奥に行くにつれタカヒロの名前がPOPの中での出現率が高くなっていく。商品の良さを伝えるだけでなく、面白さもあって見ていて飽きない。
タカヒロは店長ですらないらしい。メジャーデビューがんばれよ。
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タカヒロは2021年時点で42歳。好きなタイプは吉瀬美智子。わかる。仲良くなれそう。
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ヤマヨは特にチキンカツがデカくて安いと評判。180円なのにデケエと思いすぎて写真を撮るの忘れた。
弁当も安い。大体250円。海鮮も肉も安い。そりゃみんなヤマヨに来るわ。タイムセールになるとさらに安くなるらしい。
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ここらへんは悪ノリだ。
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ネットの記事などを見ていると、この独特なPOPで購買意欲を刺激する戦略は、代替わりして数年前に新しくヤマヨを継いだ現社長の新藤氏が編み出したものらしい。大手のスーパーには普通に対抗してもどうしても勝てない部分があるので。ローカルスーパーが地域の人たちに訪れてもらう方法として、面白おかしく商品を紹介しながら、良いものの良い部分を客に知ってもらい、買ってもらう作戦だ。実際にこの売り方は売り上げの数字にもポジティブな効果を与えているらしい。
お金がかからないすぐに実行できるアイデアだが、手間もかかるし、始めるには勇気がいることだっただろう。でも買う側からすれば、なぜその商品が売られているのか、この商品の魅力はどんなところなのかを知れれば、選ぶ時も楽しいし、買って家に持ち帰ってから家族に説明するときや、食べるときの楽しみにも繋がる。
次にヤマヨに行くときには、新しく入荷した商品にどんな説明が書いてあるのか気になってしょうがなくなる。代り映えのない日常の中に、ほんの少しの楽しみを加えてくれる十和田市のスーパーヤマヨ。良い店だなと思った。
旅行に行った際に地方にある地元の方に愛されているローカルスーパーを訪問する趣味を持つ人は多いと思う。十和田市に行って見たときにはぜひ訪れて、良い商品を見つけて買ってみよう。
2021年2月訪問
「ヤマヨ 十和田店」について
アクセス :東北新幹線 七戸十和田駅から車で20分くらい
住所 :青森県十和田市東二番町8−5
営業時間 :10:00 ~ 20:00 (日曜は 9:00 ~ 20:00 )