高知県土佐清水市に来たなら絶対に見たい絶景スポットが、臼碆（うすばえ）にある開放的な神社『竜宮神社』だ。足摺岬の荒々しい海食崖が作り出した岩礁地帯には、感動的な光景が待っていた。
臼碆（うすばえ）とは
「臼碆」は、四国の南端、足摺半島の西側に位置し、日本列島で一番最初に黒潮が激突する場所といわれている。
突端の岩礁地帯では、花崗岩が荒波に浸食されてできた切り立った崖が見える。流れの速いうず巻いた潮流は黒潮の流れだ。黒潮の流れを目視できる海岸はここだけであるそう。
竜宮神社へのアクセス
竜宮神社の近くには、無料で利用できる臼碆(うすばえ)駐車場があり、車を数台止めることができる。そこから徒歩で林道に入り神社へ向かうことになる。林道も素晴らしい様子なので、写真に撮っておけばよかった。長い林道を抜けると一気に晴れやかな世界が広がる。
岩山の先っちょにある鳥居が竜宮神社だ。頭上を木で覆われた世界から、一気にこの景色が広がるので開放感がすごい。海の美しさだけでなく、岩肌の迫力も素晴らしい。この視界が開けた瞬間の驚きを見るだけでも、行く価値十分だ。
竜宮神社で感じられるもの
林道を抜けても、次は300mほど岩山の階段を上ったり下りたりしながら神社へ向かう必要がある。ヒールのある靴で歩くのは危ないので、歩きやすい靴で行くことをオススメする。
竜宮神社なので、道中にある岩には龍が彫られていた。
岩山の頂上まで歩いていくと、苦労の甲斐あって見晴らしの良い竜宮神社に到着する。
竜宮神社は海神を祀っており、航海の安全と豊漁の信仰がある神社だ。おそらく地元で働く人たちが、その年の仕事の充実を祈願しているのだろう。私の訪問時は他の参拝客はカップルのみだった。写真映えするもんね。
神社からの海の眺めは非常に気持ちが良い。訪れた人々が感動すること間違いなしだ。人によるものだとは思うが、パワースポットという風に感じている人もいるようだった。
神社の柵ギリギリまで行って見ると、こんな感じだった。
鳥居への道は険しいが、整備されているため、ちょっとしんどい程度で済む。女性でも問題なく行くことができるだろう。
もちろん帰りも石段をも上り下りする。がんばってください。
竜宮神社は道中でちょっとした冒険を体験しながら、日常を忘れるような絶景と、自然の力を感じられる場所だった。きっと心身ともにリフレッシュすることができるだろう。
2020年８月訪問
「竜宮神社」について
アクセス ：高知自動車道 四万十町中央ICから車で１時間50分
住所 ：高知県土佐清水市松尾
