高知県香南市には、驚くべき特徴をもった『手結港可動橋(ていこうかどうきょう)』がある。テレビ等で何度も紹介され全国的に有名なこの可動橋は、一見するとまるで「街に道路が突き刺さっている」という風に見える不思議な光景を見せている。
手結港可動橋は、港を行き来する船舶用の橋として設計されたもの。港に出入りする船の邪魔にならないように、普段は上がった状態で運用されている。橋の開閉は油圧シリンダー方式で行っている。
この可動橋は、長さ約32メートルあり、約6分かけて開閉する。1日に7時間だけ、橋の上を通行できるので、その限定時間を逃さずに訪れることができれば、通行人にとって非常に便利な存在だ。手結港を通る際、以前は大きく迂回する必要があったが、2002年の9月にこの可動橋が完成したことで近道が可能になった。
橋の開閉時には、警報機が鳴り始め、遮断機が下りる。その後、橋はゆっくりと開閉し始め、迫力満点の光景を楽しむことがでる。橋は近くで見ると、その迫力は圧倒的で、まるでロボットアニメで見る発射台みたいだ。
橋が降りている時間帯は決まっているので、訪問の計画が立てやすい。可動橋の通行可能時間は
・6時30分〜8時
・9時〜10時
・11時〜12時
・13時〜14時30分
・15時〜16時
・17時〜18時
なので、この時間を外して訪問すれば、天に向かってそびえる可動橋の光景を見ることができる。
手結港可動橋がある香南市は高知市のすぐ東側にあり、アクセスしやすい。高知旅行をする際には、せっかくの機会なので、ぜひ訪れて、この驚きの光景を目の当たりにしよう。
2020年8月訪問
「手結港可動橋」について
アクセス :土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線 夜須駅から徒歩約10分
JR高知駅から車で40分
高知自動車道 南国ICから車で30分
高知龍馬空港から車で15分
住所 :高知県香南市夜須町手結 手結港入口