『金太郎』でしか食べられない可愛い球体「ピンポンマン」【富士吉田市】

ピンポンマン グルメ

 山梨県富士吉田市、でっかい望遠レンズで撮影した商店街と富士山の写真がインスタやツイッターで度々バズる、本町通り(富士みち)にある老舗菓子店『金太郎』
 もう店構えからして、完全に、間違いなくパーフェクト老舗菓子店だ。

ピンポンマン

 良い感じの鬼瓦が店の雰囲気を深めている。看板は針金で固定されている……

ピンポンマン

 この店には聞き慣れない、謎の「ピンポンマン」というお菓子が売られていた。その正体は白あんをホワイトチョコでコーティングしたもの。

ピンポンマン

 ピンポンマンの見た目は確かにピンポン玉みたいだ。旅行中に食べるお菓子に最適なサイズ。その味、食感は見た目通り・期待通りをそのままのベクトルで上回る感じの味。美味しい!

ピンポンマン

 店主の渡辺さんにピンポンマンの由来を聞くと、快く教えてくださった。

ピンポンマン

 渡辺さんが若かりし頃に世間でハチャメチャに流行った『ピンポンパン体操』が由来とのこと。その音を拝借してピンポンマンにしたと言われていた。私はピンポンパン体操なんてまったく知らなかったので、その説明を聞いた当時は「?」という感じだった。帰宅後、YouTubeでピンポンパン体操を調べて、初めて聞いた。ズンズンズンズンズンズンズンズン ピンポンパポン……。この歌が世に出た1971年ごろ、日本全国の子供から大人までこの歌を口ずさんでいたらしい。

ピンポンパン体操
約50年前に、異常なくらいに流行ったらしい「ピンポンパン体操」

 渡辺さんはその昔、東京都内で修業されながら菓子作りの腕を磨いていた。店内には、その力試しとして国内の菓子コンクールに挑みまくって受賞した賞状や、昭和初期の道具・骨董品が飾られまくっていた。ピンポンマンも全国の菓子博覧会で名誉大賞を受賞したことがある絶品オリジナル菓子だ。

ピンポンマン
ピンポンマン

 渡辺さんは話し出すと止まらない。なんでも楽しそうに話してくださる。国内の菓子コンクールの思い出や後継ぎ問題、富士吉田の商店街にでっかくそびえる金鳥居から富士山の登山道までの歴史についてたくさん教えてくださった。金太郎、面白いお店だった。

 店構えが地域に馴染みすぎて、普通に観光していたらスルーしてしまいそうなお店。ピンポンマンも、渡辺さんのお話も気になる人はぜひ金太郎に行ってみよう。

ピンポンマン

2020年7月訪問

「金太郎」について

アクセス :富士急行 富士山駅から徒歩10分くらい
住所   :山梨県富士吉田市上吉田4丁目3−4

営業時間 :7:30〜19:00(不定休)


ピンポン(1) (ビッグコミックス)