上天草市から、風情を感じる東大維橋を渡った先にある大きな島『維和島』 。トレッキングやクルマエビの養殖が盛んなのどかな島だ。上天草市は天草四郎生誕の地ではないかといわれており、市が一丸となって天草四郎で町おこしをしている。
この島の展望台前駐車場に行くと、ある看板が大量に立てられている。
展望台近くのあらゆる道を、とりあえず「天草四郎が通ったかも知れない道」としてアピールしまくっていた。 それを言い出したら市内の道ほとんどがそうだろ!
維和島のあらゆる場所が、天草四郎が通ったかも知れない道だ。根拠はないが、そうに違いない。
素晴らしい由緒がある道だからトレッキングコースにもするぞ。
さすがにこの藪道は天草四郎が通ったかどうか怪しいぞ。
近くの広場にはかつての国体のキャラクターがおり、1999年から時が止まっていた。
維和島の展望台にはこっぱずかしい名前が付けられており、私が登ったのは「夕陽が語りかける展望台」。くまモンの耳はもがれ、ハート型の花壇は枯れ草ボーボー、何もない広場の隅では謎のキャラクターたちが虚な目で何もない方向を見つめていた。
しかし、上天草市を一望できる景色はとても素晴らしかった。
他にも近くには「愛と勇気を叫ぶ展望台」等がある。口コミを見ると人気はないみたいだ。
2022年1月初訪問
「天草四郎が通ったかも知れない道」について
アクセス :JR三角駅から車で25分
住所 :熊本県上天草市大矢野町維和(維和島展望台前駐車場周辺