石川県加賀市にある『愛染寺』は、地元では『お薬師さん』と呼ばれて親しまれているお寺だ。このお寺には参拝客が楽しめるポイントが沢山あるため、加賀温泉郷旅行の際には絶対にオススメの観光スポットだ。長い階段を上って寺までたどり着けば、片山津温泉を見渡せる絶好の眺望が楽しめる。(車だと駐車場まで向かえば階段を上らなくていい)
可愛いハート型の門
キレイに手入れされた境内にあるもので、まず注目したいのがハート型の門だ。これは「猪目門」といい、日本に古くからある猪目と呼ばれるハートの形を門に採用している。魔除けや服を招くとされる幸せへの門が最初に迎えてくれる。かわいい。
ハート型に見える門は可愛すぎて、前から後ろから何枚も写真を撮ってしまう。
絶景に到着するどこでもドア
境内にはどこでもドアもある。どこでもドアは写真映えスポットとして全国の至る場所に設置されるようになったが、愛染寺のどこでもドアは、加賀温泉郷を見下ろすことのできる絶景へとたどり着く。
ドアでの撮影を堪能した後には本堂へお参りに向かおう。あくまでお寺なのだから。
洗練された本堂と爆裂に可愛い絵馬
本堂は歴史を感じる佇まい。でも手すりがかわいいね。
愛染寺の絵馬は、鮮やかなハート形でめちゃくちゃ可愛い。
この絵馬に恋愛についての願い事を書いたら、絶対に縁が結ばれそうだ。
このハート形の絵馬は「一心絵馬」というもの。願い事を書いたハート型を外枠に自分ではめ込んで自分で完成をさせる。自分でピタリと合うハートを探すので、そこから縁結びにご利益があるといわれている。
愛染寺は全体的にスタイリッシュでアート性もある。本堂の両脇に建てられた護摩堂と納骨堂「無憂」も形が円形で木目調なのがカッコイイ。
色鮮やかな愛染明王と幸せを招く鐘。
何故かひっそり展示の歴史的逸品
そして、現存するものは全国で2例しかないという貴重な、昭和初期まで大阪掘りという工法で使われた温泉掘り用の鉄棒(持ち主不明)が、駐車スペースの隅っこの方でひっそり展示されていた。この棒によって、片津山温泉の礎を築かれたのかと思うと感慨深い。晴れてる日はガラスに光が反射して中の棒がよく見えない。
参拝客には女性同士やカップルが多いのも頷ける。加賀への温泉旅行の思い出作りにピッタリのお寺だった。
2022年5月初訪問
「瑠璃光山 愛染寺」について
アクセス :北陸自動車道 片山津ICから車で約5分、JR加賀温泉駅からバス又はタクシーで約10分
住所 :石川県加賀市片山津温泉11
公式HP :http://aizenji.jp/