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京都府宮津市の隠れた名店『黒岡冷菓』:音楽とアイスクリームのハーモニー
京都府宮津市、日本三景のある天橋立駅の隣駅近くにあるアイスクリーム店『黒岡冷菓(黒岡アイスクリームショップ)』は地元の方と、そしてとあるジャンルの方々に人気の店だ。
音楽に囲まれたアイスクリーム店
ここはただのアイスクリームショップではない。店内に一歩足を踏み入れると、まるで専門店ばりの大量のCD、レコード、ギター、フィギュアが所狭しと並んでいた。とにかく集められまくったグッズに囲まれた店の中にいるだけで楽しい。
音楽好きにはたまらない、レコード店のような雰囲気漂うこの黒岡冷菓は、店主の黒岡さんの趣味が詰まった空間。音楽への深い愛情が感じられるこの店は、音楽好きの人々にとってはまさに天国だろう。黒岡さん自身もとても気さくで、趣味の音楽についての話や天橋立の観光情報などを、初めての訪問客である私にも丁寧に、気さくに教えてくれた。
ソフトクリームはおばあちゃんの味
私定番の「昔ながらのソフトクリーム」(250円)をいただいた。一口食べると、冷たい。美味い。そして濃厚さとさっぱり感に驚く。暑い夏の日には最高の一品だ。このソフトクリームは、80年以上前に黒岡さんのお婆さんが始めたレシピをそのまま受け継いだものだそう。いわゆる伝統の味だ。
夏限定のソフトクリームフロート
さらに、夏限定の「ソフトクリームフロート」も堪能した。冷たくてクリーミーなソフトクリームに、爽やかなフロートが組み合わさって、まさに夏にピッタリの一品。これを飲みながら店内の音楽に囲まれている時間は、至福のひととき。
カップアイスも豊富。定番の味から、地元の酒かすを使った味や由良ミカンといった味まである。
店主・黒岡さん
三代目となる店主の黒岡伸光さんはとても爽やかで朗らかな方だった。やはり黒岡さん自身が音楽好きで、精力的に音楽活動もされているそう。オリジナルイラストを使ったグッズ販売にも熱心だ。彼のアツいロックの情報や、地元民ならではの天橋立観光について話していると、時間が経つのを忘れてしまっていた。冷たいアイスも溶けてしまう。初めて訪れる方でも、すぐに打ち解けられる雰囲気の店だった。
黒岡冷菓は、ただのアイスクリーム店ではなく、アツい音楽への情熱とアイスが織りなす特別な空間だった。天橋立へ観光に訪れたときには少し足を延ばして訪問してみてほしい。音楽とアイスクリームのハーモニーを楽しみながら、心も体もリフレッシュできるだろう。
2023年5月初訪問
「黒岡冷菓(黒岡アイスクリームショップ)」について
アクセス :京都丹後鉄道 岩滝口駅からとほ8分
住所 :京都府宮津市字須津733−10
営業時間 :11:00~19:00(冬季は午後から)