日本一名前の長い小学校と中学校【愛南町】

日本一名前の長い小学校と中学校 珍スポット

 愛媛県で一番遠いところにある雰囲気をかもし出している町、愛南町。そんな愛南町の山間、高知県宿毛市との県境に日本一名前の長い小学校と中学校がある。

日本一名前の長い小学校と中学校

 それは『高知県宿毛市愛媛県南宇和郡愛南町篠山小中学校組合立篠山小学校』と、『高知県宿毛市愛媛県南宇和郡愛南町篠山小中学校組合立篠山中学校』。文字数がなんと30字。

日本一名前の長い小学校と中学校
日本一名前の長い小学校と中学校

  小学校と中学校が併設されていて、しかも全国的にも珍しく2県(高知県と愛媛県)に校区がまたがっている。

 愛南町の東側の地域はその立地から、昔から高知県の土佐周辺との交流が盛んで、文化や生活が一体となっていた。今から約70年前、愛媛県南宇和郡愛南町と高知県宿毛市とで、それぞれお金を出し合い、学校設立に向けた学校組合を作り、愛媛県側、高知県側にあったそれぞれの小学校、中学校を、一つにしようという動きがあり、この篠山小・中学校が設立されたとのこと。地図を見ればわかるけど、川の対岸が宿毛という立地で、しかも、宿毛のどの学校からも遠い場所にある。そりゃ共同で学校を運営するわけだ。

日本一名前の長い小学校と中学校

 地元の人は普通に「篠山中学校」「篠山小学校」って呼んでいるそう。設立当時の学校名は、「高知県幡多郡宿毛町愛媛県南宇和郡一本松村篠山小中学校組合立篠山小学校」と「高知県幡多郡宿毛町愛媛県南宇和郡一本松村篠山小中学校組合立篠山中学校」であり、今の名前よりもさらに4文字長かったらしい。この学校出身の生徒さん、履歴書や学校関係の書類に、正式名称を書かなければならないとき、とても大変だ。

2020年8月訪問

「高知県宿毛市愛媛県南宇和郡愛南町篠山小中学校組合立篠山小学校」「高知県宿毛市愛媛県南宇和郡愛南町篠山小中学校組合立篠山中学校」について

住所   :愛媛県南宇和郡愛南町正木1263